昨年4月燕市吉田でオープンしたセレクトショップ、cocochiya。

adidasやNIKEなどのストリート系をはじめSAINT JAMESやL.L.Beanなど確かな技術に裏打ちされた、長年愛用できる良質なアイテムが揃っている。

cocochiyaはWEBショップが先に立ち、その後に実店舗をオープンしたという新潟では稀有なお店。2006年に楽天市場に出店し、これまで全国各地のお客さんとコネクトしてきた。では、実店舗に踏み切った理由とは？

「WEBショップは年々拡大傾向にありますが、地域のお客様は存在を知らない方がほとんど。WEBでご支持いただいていることを実店舗でも行なえれば地域の皆様に喜んでもらえるのではないか。その結果少しでも盛り上がってもらえればと、思ったのがきっかけです」と代表の水吉さん。

“長く使える上質なもの”をコンセプトに水吉さんがセレクトし続けているブランドの数々は、Instagramでの見せ方をはじめ、学校の廃材を使ったディスプレイなど商品の良さが伝わるようこだわり尽くされている。最近では若い世代の来店も増えているという。

そんなcocochiyaが贈る今年おすすめのクリスマスギフト

フィッシャーマンセーターの伝統的な製法を継承しつつ、現代的な視点を取り入れたニットアイテムを展開するアンデルセンアンデルセン。上質なメリノウールの5ゲージ極厚リブニット生地で仕立てたスカーフ。

たっぷりとしたボリュームでよりあたたかく、本格ニットの質感が楽しめる。定番セーラーセーターと同じ生地を使っているので毛玉ができにくく、丈夫で保温性も◎。シンプルなので幅広いスタイルにマッチ。

祝いの席で贈答品やお祝儀を包む一枚布「袱紗」をモチーフにした、国産レザーのウォレット。柔らかで上質な一枚革を使い、縫うことなく折紙のように折り重ねた、伝統の意匠を感じさせる逸品。

日本特有の美しい立ちふるまい「所作」の中で、感謝の心を表す「包む」の動作が自然に行える、三つ折りデザイン。全ての製品は兵庫県姫路城の南にあるアトリエで職人によって作られている。

国内生産による確かなつくり、経年変化が楽しめる牛革の滑らかな手触りも◎日本人が守るべき伝統、ジャパニーズ・トラディショナルを見事に昇華させた逸品です。

旧式の吊り編み機で時間をかけて編まれた上質スウェット。

NEPSは昔ながらの製法を受け継いで作るcocohiyaのオリジナルブランド。「実は、ご来店されるお客様に最もご支持いただいているのがNEPS（ネップス）です。ゆっくりと時間をかけて作られたプロダクトには大量生産品にはない温もりや力強さがあります。なんてことのない、シンプルなデザインですが、我々の話しを聞いたり、実際に手に触れ、ご試着いただいて、素材やつくりの良さを実感していただけたらうれしいです」と水吉さん。

モノに宿る背景や一着への想い、ひいてはお店がある地域への愛情をface to faceで創出している。もちろんWEBで買う時代ではあるが、この時代だからこそ、お店に足を運んで、見て、触れて買い物楽しんでほしい。