最近、巷でよく聞く「月々定額で新車に乗れる方法」とは?
「カーリース」という言葉は知っているけど、その内容について詳しく知らない人の方が多いのではないでしょうか?
おおまかにいえば、頭金やボーナス払いナシで、月々一定額でクルマに乗れる、ということです。
リース会社が車両を購入し、リースする人に貸し出します。
クルマを購入するのとリースするのとでは、単純にどっちが得か損か、ということではなく、個々のライフスタイルによって向き・不向きはあります。
どんな人がカーリースに向いてるのか
毎月一定額でクルマに乗れるのは魅力ですが、もちろんすべての人がカーリースに向いているとはいえません。
メリット、デメリットを踏まえると、向いている人or向いていない人は、例えばこんなタイプです。
【カーリースに向いている人】
●まとまった出費をしたくない人。
●急な出費がイヤという人(先々の費用負担を明確に知りたい人)。
●クルマのメンテナンスが面倒という人。
●故障リスクが少なく、安全な状態で乗りたい人。
●趣味やライフスタイルに応じて数年毎に新車に乗り換えたい人。
【カーリースに向いていない人】
●気に入っている一台をできるだけ長く所有していたい人。
●クルマをカスタムして楽しみたい人。
●自分でメンテナンスを楽しみたい人。
●走行距離が多い人。
…などです。
自分にはどちらが向いているか知りたい人は、ライフスタイルや年間走行距離などを把握したうえで、「購入」「リース」どちらもやっているお店に相談してみるとよいと思います。
では、実際の例として、今回取材に応じてくれたホンダカーズ新潟中央の新型『N-VAN』の「メンテナンスリース」を例にみてみましょう
(以下、2018年11月30日まで実施している『N-VAN』発売記念特別リースプランより)。
【ホンダ『N-VAN』の「メンテナンスリース」の場合】
法定点検や車検費用などをパックにしたプラン。クルマのメンテナンス費用も含まれているため、期間中リース料のほかに必要な費用はガソリン代だけで済みます。
〈リース料に含まれるもの〉
・車両代
・自動税
・重量税
・登録費用
・自賠責保険
・定期点検
・オイル交換
・車検(24ヵ月リースを除く)
・一般修理
・冬タイヤ
〈月額〉
24ヵ月リースの場合→月々35,800円
48ヵ月リースの場合→月々26,000円
60ヵ月リースの場合→月々23,900円
※実質年率3.9%、N-VAN G・Honda SENSING(FF/CVT)。※オプションなし、月間走行距離1,000kmの場合
※ホンダカーズ新潟中央が実施しているリースプランには、クルマのメンテナンス費用を除く「ファイナンスリース」(60ヵ月・月々19,900円ほか各種)もあります。詳細はショールームへお尋ねください。
新車を購入する場合、自動車税や車検費用、スタッドレスタイヤの購入など、その都度の大きな出費がありますが、リースの場合、月々の支払いが一定なのが大きなメリットです。
ちなみにリース契約後は、残価(※1)を支払うことで、その車両を所有したり、別の新車でリースを始めたり、いくつか選択肢があるので、事前にリースする会社に聞いておきましょう。
※1.「残価」とは、リースが終了したときのクルマの予定価格。残価はリース契約時に定めるため、あくまでも予想額となります。
「法人向けカーリース」には別のメリットもある
これまで「個人向け」を想定して書いてきましたが、カーリースには「法人向け」もあります。
法人向けリースのメリットとしては、購入に比べて月々わずかなリース料で済み、手持ちの資金や借り入れを使用しないため、資金を運用にまわすことができることです。
そして全額経費処理できるので節税効果があることや、車両メンテナンスや保険などの管理事務が不要なのもポイントです。
メンテナンスを社内のスタッフが担当しているケースも多いでしょうが、定期的なオイル交換や冬場のスタッドレスタイヤの交換など、時間と労力がかかりますよね。
最近はガソリンスタンドのセルフ化で、「オイル交換いかがですか?」「タイヤの溝が減ってますよ」というコミュニケーションが減ってきているため、定期点検を忘れがちになっている方も多いかもしれません。
日頃の点検や整備を忘れると、故障や大きな事故の危険につながるから気をつけたいところですよね。
なぜ、最近カーリースが注目されているのか?
ここまでカーリースについて説明してきましたが、では冒頭にも書いた通り、なぜ最近カーリースが注目されているのでしょうか?
筆者の予想では、“費用負担が一定なので年金世代の方々は助かるのでは? ますます高齢化が進んでいくなか、シニア世代にクルマに乗っていただくためでは?”と思っていたら、それだけではないようです。
「若い世代の方は、スマートフォンの料金がそうであるように「定額」に対して抵抗がなく、むしろ安心感があるのだと思います」と渡辺店長。
なるほど。さまざまな世代や生活環境の方々が、ライフスタイルにあわせてクルマを使用できるように、「定額」という選択肢も提示しているわけですね。