園内やその周辺を含め、約4,000本の桜が咲き誇る高田公園。

青空の下に広がる満開の桜はもちろん、3,000個のぼんぼりの灯かりに浮かび上がる夜桜と、ライトアップされた高田城三重櫓の組み合わせはまさに壮観！　
毎年お花見の時期になると全国各地から花見客が足を運ぶ、全国的にも有名な桜の名所として知られています。

4月6日(金)～22日(日)に開催される「高田城百万人観桜会」の期間は、高田城の周辺に多くの屋台が軒を連ね、さらに賑やかになりますよ。

【高田城址公園のお花見情報】
桜の本数：約4,000本
見頃：4月上旬～中旬
ライトアップ：日没～21：00（最盛期は22：00まで）
駐車場：約3,000台（一部有料）


さて、公園内の屋台でいろんなグルメを味わうのももちろんいいですが、
せっかくなら、桜を見ながら城下町周辺の名物お菓子を味わってほしいもの。
高田城周辺には、歴史の深いお菓子屋さんがたくさんあるんです。

今回は、その中から3件をご紹介します。

1件目は、なんと創業1592年！　「大杉屋惣兵衛」さん

家伝の水飴に寒天を加えてやわらかく固めた『翁飴』で知られる老舗菓子店の、春だけの味。

翁飴のやさしい甘さはそのままに、桜の風味がほんのり香ります。
淡いピンク色もかわいらしく、お土産にもぴったり。

また、桜が入った『さくら羊羹』もおすすめです。


お次は、上質な素材を使ったお菓子を作る「竹内泰祥堂」さん。

あんこに上質な「丹波大納言小豆」を使用したどら焼き。
濃厚な甘さとしっかりとした皮の食感がたまりません。
ほんのり甘く、風味豊かな生地のおいしさもポイントです。


ほかにも、抹茶や黒蜜、大納言などの種類豊富なカステラや
3代目のご主人が作る繊細な美しさの上生菓子も人気ですよ！


さて、3件目は地域の方たちから長～く愛されている「笹川菓子店」さん。

まんじゅうや大福など、お茶菓子として最適な季節感のある上生菓子をメインに、焼き菓子やおこわなどバラエティ豊かに商品を用意。

90年以上続く伝統の技法や味を守りながら作るお菓子は、変わらぬ味で愛され続けています。

『さくらもち』は、ほんのり香る桜の風味が上品。北海道産小豆を使った自家製あんは、なめらかな舌触りと上品さで人気です。
ほか、桜の花びらの形をイメージした『桜（はな）びらサブレ』（10枚入り1,209円）もおすすめです。



さあ、気になるお店はありましたか？
いずれも高田城から徒歩15分、車で5分ほど。
お花見会場に行く前に、まずお菓子を購入していくのはどうでしょう。

桜の下で、地元伝統の和菓子を頬張る…。日本人らしい、すてきな桜の楽しみ方ですね。
もちろん、お花見のお土産として購入するのもおすすめ。高田の町の伝統や魅力を形にしたようなお菓子は、きっと喜ばれるはず。

もうすぐ桜も見頃。ぜひ、桜とお菓子を求めて出かけてみてくださいね。