古町の路地裏、ひっそりと燈る街灯に導かれてドアを開けると笑顔のバーテンダーが迎えてくれる――。ここは「灯台」の意味を持つBAR。

小気味よいシェーカーの音、肩を光らせ所狭しと並ぶ世界の銘酒たち。たちまち非日常な空間へと誘われる。旬の食材を巧みにカクテルに落とし込む洗練されたバーテンダーのテクニック。無駄のない美しい所作とスマートな接客から彼らのプロ意識の高さが伝わってくる。彼らとの会話やコミュニケーションも楽しみの一つだ。

「今回はコーヒーを使ったカクテルをご用意しました」と研究熱心で、訪れるたびに新たな取り組みを披露する真摯さがまた、ファンの心を捉えて離さない。「最近はお客様の飲み方が変わってきました」。多様なシーンや要望に合わせチャームのバリエーションは５種に。

中でも前々から好評なのは洋菓子店ルーテシア監修のスイーツ。洋酒とのマリアージュが愉しめる。

ゆったりとくつろげるカウンター席とグループや内々の利用に好都合なボックス席が２つ。メニューブックも用意され、バー初心者にもやさしい。

今宵も「古町の灯台」を目印に、心の休息を求める大人たちが集う。

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