岩室温泉街のメインストリートからちょっと入った住宅地に中華料理の店、岩室中華en（エン）がオープンしました。

長岡市で中華料理とナチュラルワインをカジュアルに楽しめる人気店、中国酒食堂enを営む野島大輔さんが新たに手掛けるお店です。

中国酒食堂enは『ミシュランガイド新潟2020特別版』でビブグルマンを受賞。
野島さん個人も「新潟ガストロノミーアワード」の若手シェフ部門30のひとりに選ばれ、注目を集める存在です。

長岡市街から離れた自然豊かな場所で新たな挑戦をしたいと考えていたところ、著名な陶芸家のご自宅だったこの建物に巡り合ったのだそうです。

ぬくもりある和の空間で味わえるのは、佐渡直送の魚、長岡や浦佐の野菜などの県内の厳選された食材を使い、新潟の四季の食を中華に落とし込んだ、オリジナリティあふれる「新潟中華」。

ビストロ的な雰囲気の中国酒食堂enに対し、岩室中華enはコース仕立てで料理を提供するレストランとして営業します。

昼は前菜、メイン、甘味からなる『ランチセット』（2,200円）を提供。
写真手前の麻婆豆腐はランチのメインの定番メニューです。
自家製テンメンジャンの深いコクと、調理の都度挽くという山椒の鮮烈な香りが印象的です。

夜は完全予約制で営業。
8皿からなる8,800円～のコースを提供します。
ソフトシェルクラブを使った中国酒食堂enの名物『超カニ玉』もコースの一品として登場！
また他では味わえないようなメニューも多く、先日は「クジラ汁のラーメン」や「アスパラのミント炒め」といったメニューがお目見えしたそうで、訪れるたびに新鮮な驚きがありそうです。
「野島さんの飲みたいもの」という観点でセレクトしたワインやハードリカーなどのお酒、自家製のビネガーサワーなどドリンクもさまざま揃います。

なお営業は毎月第1・3週の土・日・月曜のみ。
変更の場合もあるので、インスタグラムにてご確認を。
またランチタイムは予約なしでも利用できますが、席数が限られるため、事前予約が賢明です。

また野島さんの妻でガラス作家の近藤綾さんが、店舗隣の建物を工房として活動を始める予定。
工房では商品の販売も行なうそうなので、食事とともに作品も楽しんでくださいね。

この情報は、月刊にいがた2025年9月号に掲載されたものです。