創業は明治17年(1884年)! 実に140年の歴史があるお米屋さん。
長岡市栃尾・西谷地区の山間部の棚田で栽培した無農薬コシヒカリを販売し、全国から注文が入るほどの評判となっています。
この老舗米穀店の5代目として、現在米作りに奮闘しているのが平井アンドレアさんです。
出身はイタリア。奥様の優さんとオーストラリアで出会い、2022年の結婚を機に栃尾に移住し、奥様の実家である米与米穀店で働くことに。
「新潟のお米を食べたときにびっくりしたんです! いままで(イタリアで)食べていたお米とは全然違うものでした。こんなにおいしいんだ、と感動しました」とアンドレアさん。
今年からは、自ら米作りに励んでいます。
アンドレアさんが汗を流すのは、栃尾西谷地区。標高500mの秘境です。
透き通った雪解け水と栄養たっぷりの赤土、そしてベテランの匠の技で作られています。
さらに、標高350mの田んぼでは合鴨を使っての無農薬栽培を実直に守り続けています。
アンドレアさんは、その田んぼと米作りのやり方を守ってきた師匠に弟子入り。その思いを引き継いで奮闘しているのです。
無農薬の『棚田天水アイガモ米』は今年も元気に実りました!
米与米穀店のオススメはコレ!
栃尾西谷地区で育った『棚田天水米コシヒカリ』
こうして丹精込めて作られたお米は『棚田天水米コシヒカリ』として販売されています。
収穫したての鮮度を保つために玄米のまま低温で貯蔵し、ツヤ、うまみ、香りを逃さないように完全真空パックにして販売しています。
さらに、お正月準備ということで、ただいまお餅も販売中!
西谷地区の棚田でもち米から育てたこだわりのお餅です(11月から3月まで販売)。
この地域でしか作られていない”幻の梅三郎もち米“から作る『梅三郎もち』がおすすめ。
お米の香りがよく、よくのびる口溶けが上品なお餅です。
栃尾の天然よもぎを地元のおばあちゃんたちが手摘みして、贅沢に練り込んだ『天然よもぎもち』も人気です。
アンドレアさん、そして優さんが挑戦していることは、まだまだあります。それは、栃尾で受けつがれてきた味噌作りです。
担い手不足などの理由で加工を中止していた味噌作りを引き継ぎ、自身が栽培した有機米と県内産無農薬大豆で仕込んだ天然醸造味噌は、ただいま熟成中。来年には販売予定です。楽しみ!
アンドレアさん、優さんとのおしゃべりも楽しいお米屋さん。フレンドリーな雰囲気の楽しいお店です。ぜひ覗いてみてはいかがですか?
DATA
米与米穀店(こめよべいこくてん)
- 住所
- 長岡市栃尾表町9-1
- 電話番号
- 0120-388-455
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 休み
- 日曜、祝日
- 駐車場
- 3台
- リンク
- 米与米穀店