新潟市秋葉区にリピーター続出の「地獄」があるのをご存知だろうか？
黒い外観に「地獄ラーメン」と書かれた看板。恐る恐る中へ入ると、そこには汗を流しながら、無心に激辛ラーメンと対峙するお客の姿が！

創業から40年以上、辛いもの好きを虜にしてきた店主・八木弘慈さん。「さぞかし辛いもの好き？」と思いきや、「歳もとったし、食べるとお尻が痛くなっちゃうので…」と苦笑い。
ともに店を営む奥様のチエさんは「昔なんてこの店名に加えて、（弘慈さん）顔がおっかなくてパンチパーマだったもんだから、お客さんが入りづらそうでしたよ（笑）」。

店名の地獄とはかけ離れたふたりの温かい人柄も魅力です。

名物の『地獄らーめん』は、あっさり清湯スープに、豆板醬や朝天唐辛子で辛みをつけた醤油ベースのあんを合わせた一杯。

辛さは「30倍」まで選択可能で、上の写真は「5倍」。いざ食べ始めると、ビリッとした刺激が口の中を襲います。そして額からは徐々に汗が…。しかし不思議と箸が止まらないのは、弘慈さんがどんな辛さでも絶妙な配合でヤミツキになってしまう味に調整しているから。

一度行ったらまた行きたくなる、そんな地獄へ、足を踏み入れてみては？

この情報は、月刊にいがた2024年9月号に掲載されたものです。