甘党・辛党 丸田屋の『麩まんじゅう』

お店があるのは上越市頸城区。 県道上越頸城大潟線と浦川原犀潟停車場線の交差点近くにあります。

創業は明治元年という、上越地区でも屈指の老舗です。

店名に甘党・辛党とあるように、上越の地酒なども扱いつつ、5代目にあたる丸田勝治さんと、6代目の貴之さんが手作りするまんじゅうなどの和菓子や、口溶けのよいプリンなどの洋菓子がショーケースを彩ります。

「混じりけなしの北海道産小豆の持ち味をいかしたあんこを丁寧に煮上げています」との言葉通り、小豆を煮上げる時間、加える砂糖や水飴の量、練り込み時間を調整してすべてのあんこを作り分けていて、完成までにかかる時間は3日間。

笹の香りもさわやかな『麩（ふ）まんじゅう』は、もちもちとしているのにつるっとした喉越しで、麩の特徴をいかした不思議な食感。

なめらかな舌触りのこしあんを、ほんのりとした塩気を感じる麩が引き立てています。

通常は冷凍販売されているため、常温で数時間解凍して食べるのだが、暑い季節のみならず「暖房のきいた部屋で食べたい」という声も多く、インターネットを通じての「お散り寄せ」には全国から引き合いがあります。