主軸のラーメンは、澄んだ清湯スープ、白濁した白湯スープの2種。それぞれに塩と醤油を用意しているが、オーダーの7割を占めるのが白湯スープのラーメン。
鶏、豚、昆布、野菜…などを圧力寸胴鍋で長時間ぐつぐつと煮込む。
塩ダレはモンゴル岩塩とオーストラリアの天日塩に昆布のうまみを加えたもの。チャーシューは歯応えしっかり。臭みを取り除き、まろやかな味わいに仕上げたスープと、小麦の風味が感じられる自家製麺との相性は言わずもがなだ。
『塩白湯麺』は1,000円で提供。
週末を除いた平日は昼のみの営業。それでも、店主の大久保さんは夜遅くまでスープなどの仕込みに従事している。
「簡単に済ませる方法があったとしても、それをしちゃうとほころびが出そうで…」。
20代はサラリーマンをしていたという大久保さん。一念発起し、人気ラーメン店に店を出したい、と弟子入り。
「その店は、味はもちろん、接客も、雰囲気も大好きだった店なので、ここしかない、と思って頼み込みました(笑)。ラーメン作りとお客様に向き合う姿勢を教え込まれましたよ」。
7年半の修業を経てストイックなまでのラーメン道を習得。そこに自身のアイデアと哲学を加味した奥右衛門のラーメンは、舌の肥えた中越エリアのラーメンマニアに支持され続けている。
DATA
麺屋 奥右衛門
- 住所
- 南魚沼市四十日2578-2
- 電話番号
- 025-775-7113
- 営業時間
- 11:30~15:00
(土日祝は11:00~15:00/17:30~20:00) - 休み
- 月曜ほか
- 席数
- 19席
- 駐車場
- 17台