ミシュラン新潟版に掲載されたこともある人気店、鶏蕎麦かかしが、突如店名を「雨龍(うりゅう)」に新め、リニューアルオープンを果たした。
超人気店だっただけに、なぜこのタイミングでリニューアル!?
お店の場所は今までのまま。建物も道路に面した看板が変わっただけでそのまま。
そして、店長は…。
ご安心あれ。店長もそのまま。
新潟ラーメン界の異端児、板場正人さんだ。
で、何でリニューアルしたんですか?
「実は、鶏蕎麦かかしを始めたときから5年後にはリニューアルしようと思っていたんです」と板場さん。
いわく、「まずは鶏だしスープのラーメンを主軸の店に」ということで鶏蕎麦かかしをスタートし、その後、「自分だけの味」をさらに探求して、他にはないラーメンのラインナップを増やして再生するつもりだった、とのこと。
新店オープンは、既定路線だったというのだ。
では、どんなラーメンに変わったのか—?
まずは麺。
以前もそうだったが、板場さん自ら製麺。しかし大きく変わったのは使用する小麦だ。
小麦を探求しすぎたことで、自ら小麦の栽培にまでかかわることになったというのだ。
『麦の雨音』という品種の生育を見守り、収穫に携わり、自身で製粉。まさに手塩にかけて育てた小麦で製麺しているのだ。すごい。
「本気のメイドインジャパンの一杯を作ってみたくて」と板場さん。
その麺のおいしさを堪能できるのが『中華そば』。
鶏だしと鴨だしを合わせた芳醇なスープ。醤油は『郷土の実り』という新潟で作られた生醤油。
小麦香る自家製麺との相性はばっちりだ。
続いてオススメは『麻婆担々そば』。
コチュジャン、テンメンジャン、トウバンジャン、ラー油、山椒などで味付けした本格麻婆豆腐。幾重にも味が重なり、コク深くてピリリと適度な辛さ。提供直後に煎って入れる、ゴマの香りも素晴らしい。
こちらにも、新自家製麺が使われています。
鶏蕎麦かかし時代の味が忘れられないという人のために、全粒粉極太麺の『まぜそば』(870円)も提供。
ごわごわ極太麺にカツオ、ウルメの濃厚魚介醤油ダレを混ぜていただく。
岩のりやチャーシューがアクセントで食べ応えバツグン!
これら以外にも、鶏だし×貝だしの『塩そば』(830円)や、鶏だし×昆布水の『つけそば』(920円)など幅広くラインナップ。
うーん、、、全部試してみたい!
ところで店名の「雨龍」ってどんな意味ですか?
「あ、よくわかんないんですよ。なんか縁起のいい神様らしいですよ」って。
味へのこだわりは異常なほどなのに、店名に対するこだわりは皆無(笑)!
このツンデレ加減が魅力的な板場さんなのでした。
DATA
麺や 雨龍〜Uryu〜
- 住所
- 長岡市曙1-2-15
- 電話番号
- 070-2357-2721
- 営業時間
- 11:00〜16:00(LO15:30)/17:00〜20:20(LO20:00)
第2月曜・第3月曜・第4月曜は11:00〜15:00(LO14:30) - 休み
- 第1月曜
- 席数
- 22席
- 駐車場
- 14台