新潟市の上古町商店街にある和菓子店、美豆伎庵 金巻屋(みずきあんかねまきや)は明治4年創業の老舗。
「美豆伎庵」というだけに、「美味し小豆のなせる技」を信条に、北海道十勝産の『豊祝』という、大納言小豆のなかでも皮が薄くて粒が大きく揃った等級の高いものを厳選して使用。
炊き方や砂糖の割合を調整し、それぞれのお菓子に合わせたあんこに仕上げている。
12月から提供している『ぜんざい』も、3日間という時間をかけて仕込まれたもの。
粒子が大きく、甘さがゆっくりと粒に入っていくという『白双糖(しろざらとう)』と軟水で、銅鍋を使って焦がさぬように注意しつつ、粒を残すための注意を払いながら丁寧に作業。
「香り付けのための和三盆糖を、火を止める直前に加えています」
と、おいしさの秘密を五代目の暖簾を継ぐ金巻隆史さんが少しだけ教えてくれた。
こんがりと焼き色の付いた餅は、「餅は餅屋」という言葉通り、古町通りから近い笹川餅屋に新潟産もち米『こがねもち』でついてもらったも。
注文が入ってからこんがりと焼いて提供している。
DATA
美豆伎庵 金巻屋
- 住所
- 新潟市中央区古町通3-650
- 電話番号
- 025-222-0202
- 営業時間
- 9:00~17:30(門前茶屋みずきあんは土日祝10:00~16:00営業)
- 休み
- 不定休
- 席数
- 10
- 駐車場
- なし