毎年11月30日と12月1日に上越市の高田地域で無病息災を願って食べられている『川渡餅(かわたりもち)』。
その起源は今から460年ほど昔、川中島の合戦にまでさかのぼる。
「武田信玄との戦いを前にした上杉謙信公が、兵たちに餅を配って士気を高め、濃霧のなか千曲川を渡って激戦に勝利した」という故事にちなみ、春日山城下・高田地域の住民が謙信公の戦勝と武運にあやかって食べるようになったそう。
高田城址公園の観桜会でしばしば行列になる『もちや団子』で知られる、創業120年を超える老舗、もちや菓子店でも、毎年この2日間は『川渡餅』のみを販売。
「こしあん」と「つぶあん」の2種類があり、北海道産小豆から作られたあんこと、指定農家で栽培されたもち米・こがねもちを使って、やわらかくついてある餅が、口の中で一体となって溶けるような食感に。
『川渡餅』の日以外には『高田城七十五萬石最中』や『開運亀吉君どら焼き』といった銘菓のほか、香ばしい匂いがお店前の通りにまで漂う焼きたての『もちや団子』(1本108円。3本から)をどうぞ。
普段は並ばずとも食べられるのでお気軽に。
ちなみに『ブッセ』や『マドレーヌ』などの洋菓子もあります。
『マドレーヌ』を自宅へのおみやげ用に購入して帰ったスタッフによると「とてもおいしかった♡」そうですよ〜
DATA
もちや菓子店
- 住所
- 上越市本町2-1-6
- 電話番号
- 025-523-3270
- 営業時間
- 9:15~17:45
- 休み
- 水休(2022年11月30日(水)は営業)
- 駐車場
- なし
- リンク
- もちや菓子店