バブル期のカフェバーのようなオシャレ風内装、従来ラーメンでは使わなかった食材やトッピング、そしてラーメン店主らしからぬギラついた風貌の店主――。
新潟ラーメン界の異端児、土肥正春さんの店、GOGO宝来軒が閉店したのは2年前のこと。
土肥さんどこ行った? とラーメンマニア間にザワつきが起こったが、今年夏、突如復活を果たした。
その店は上越市郊外の国道8号沿い。50席以上あった巨大店から一転、カウンター10席だけで昼のみの営業だ。
「ラーメンに関わって17年。原点に還って、食材から製法まで見つめ直しました。小さい店で一杯一杯作りたかったんです」。
基本となるラーメンは、キレある醤油味で淡麗中華の『椿』、濃厚家系でモチモチ麺の『柊』、ユズ香る芳醇塩スープの『愛』。
いずれも派手さはないが、スープを口に含んでみれば奥深さに感嘆し、麺とのマッチングにニヤリとするはず。
『椿〜カメリヤ〜』は、動物系+貝ダシの芳醇スープ。
コシの強い中太麺。うまみと歯ごたえが抜群のレアチャーシュー。
その調和に感動しちゃいます。
「姿を消している間もラーメンの研究はずっとしていました」との言葉が形になった「自販機ラーメン」は土肥さんの自信作。レンジで温めるだけでお店の味を楽しめるという革命的メニューだ。
店頭の販売機でぜひ。
DATA
GOGO HORAIKEN(ゴーゴーホウライケン)
- 住所
- 上越市大潟区渋柿浜1770
- 電話番号
- 025-520-6078
- 営業時間
- 11:00~15:00(LO14:30)
- 休み
- 月曜
- 席数
- 10席
- 駐車場
- 10台