いわゆるショウガ醤油ラーメンの専門店は長岡市内に数あれど、老舗有名店が知られるなか2009年にオープンしたたいちは、比較的新しい部類のお店。

店主の佐藤太一さんは、このかけがえのない食文化に最大級の敬意を表し、継承せねばと、日々ラーメン作りに励んでいる。

大量のゲンコツに負けない大量の香味野菜とショウガを使用。濃いめでパンチのあるショウガ醤油のスープは、地元長岡市民のみならず、県外客のハートをも鷲づかみ。

長岡随一の行列店として認知されることになった。

佐藤さんの「ショウガ醤油愛」は、とことん楽しんで欲しい、という強烈な思いが如実に現れた「大盛り・特盛り」をオーダーしてみるとわかるだろう。見よ、思わず目を見開く巨大な丼を！　
直径は実に30センチ。その姿は、もはや洗面器だ！　
食感の違う数種の自家製チャーシューがスープの表面を覆い隠す。この量で『大盛り』(1,150円)。『特盛り』(1,250円)も用意。

「たっぷたぷのスープに麺を泳がせて食べてほしいんですよ」と佐藤さんはにっこり。

営業中の満員の店内であたりを見渡すと、この30センチ丼をさも当然のように注文しているお客さんの多さに気づかされる。

大ぶりで、食べると小籠包のように肉汁があふれ出る『自家製餃子』（5個520円）もおすすめ！