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ニンニクのきいた餃子が名物。古町で40年間愛される老舗|新潟市中央区古町

  • 情報掲載日:2022.07.30
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
古町9番町にある慶龍飯店。最近は早い時間の来店も増えたそう
古町9番町にある慶龍飯店。最近は早い時間の来店も増えたそう

新潟の繁華街・古町でも、料亭や割烹、居酒屋などが建ち並ぶ「夜のまち」、古町9番町。
夕暮れ時にはお座敷へと向かう芸妓さんの姿を目にすることも。

慶龍飯店は昭和57年にここ古町9番町で開業。
以来40年にわたり、このまちを訪れる人、このまちで働く人たちのお腹を満たしてきました。

壁には芸妓さんの名前が書かれた千社札がいっぱい
壁には芸妓さんの名前が書かれた千社札がいっぱい
味見をするマスター
味見をするマスター

「夜遅くにこってりしたラーメンを食べると胃に負担がかかるでしょ。明日またおいしくお酒を飲んでほしいから、生の材料からゆっくりダシをとってあっさりしたスープを作るんだよ」とマスター。

570円から味わえる麺類は、飲んだ後の胃にも、そしてお財布にもうれしい。

「御要望により調理します」の言葉に甘えるお客多数
「御要望により調理します」の言葉に甘えるお客多数

「分けて食べたい」という人のために人数分の皿に分けて盛り付けたり、「こんなもの作れる?」という声を受けてメニューにはない料理を作ったり。

マスター、とにかくお客思いなんです。

今やこの店の看板のひとつであり、今回の主役である餃子も、実はお客の要望から提供を始めた一品なのだそう。

少量焼き用のフライパン
少量焼き用のフライパン

「オープンした時は餃子をやる気はなかったんさ」。

そんなわけでこの店の餃子は、強火力の中華用ではなく洋食用のコンロで、鉄鍋や鉄板ではなく鉄製フライパンで焼き上げられます。

餃子作りはまず濡らしたタオルを引くところからスタート。皮を並べ、あんを詰め始めます
餃子作りはまず濡らしたタオルを引くところからスタート。皮を並べ、あんを詰め始めます

こだわりは、注文の都度あんを包むこと。
冷凍肉は使わず、冷凍ストックもしません。

農家から仕入れるキャベツ、ひき肉、ニラなどで作るあんには、水分を見ながら手でするというニンニクがたっぷり
農家から仕入れるキャベツ、ひき肉、ニラなどで作るあんには、水分を見ながら手でするというニンニクがたっぷり
ひだは必ず5枚
ひだは必ず5枚

「手間はかかるけど、おいしいもの出したいからさ」と笑いながら、マスターはひょいひょいと餃子を包んでいきます。

マスターが餃子を並べたら、奥様が熱湯を注ぐ
マスターが餃子を並べたら、奥様が熱湯を注ぐ
お湯はしっかり捨て切ります。これにより余計な粉を流し、皮の透明感を実現
お湯はしっかり捨て切ります。これにより余計な粉を流し、皮の透明感を実現

包んだら熱したフライパンに餃子を並べ、熱湯をジュワー。

ふたをして蒸し焼きにし、火が通ったらお湯を捨て、油を垂らして焦げ目を付けて完成。

完成! 熱いうちにどうぞ
完成! 熱いうちにどうぞ
『餃子』(550円)。ラーメンスープを加えた自家製タレで味わう
『餃子』(550円)。ラーメンスープを加えた自家製タレで味わう

アツアツを自家製タレにつけて頬張ると、皮の香ばしさとなめらかさ、あんに入った野菜のシャキシャキ感…の後にニンニクの強烈パンチ!

舌にピリリと刺激を感じるほどニンニクの風味もまたこの店の餃子の特徴です。

マスターの別所健治さんと 奥様の初美さん。文字通りのおしどり夫婦
マスターの別所健治さんと 奥様の初美さん。文字通りのおしどり夫婦

スタミナ満点の餃子をたらふく味わい、マスターご夫妻に笑顔で送り出されたら、また明日も頑張れる!

そんな気持ちにさせてくれる古町の名店です。

DATA

慶龍飯店(けいりゅうはんてん)
住所
新潟市中央区古町通9-1464
電話番号
025-222-2582
営業時間
17:00~22:30
休み
日曜、祝日、8月13日(土)~15日(月)
席数
10席
駐車場
なし
備考

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