『Niigataモノ・コト創造人』とは
「新潟県の産業をもっと元気に」を使命に、チャレンジする県内企業を応援する、公益財団法人にいがた産業創造機構(NICO)が発行する情報誌『NICO press』の連載コーナー。
今回は、かやの実を加工したお菓子を開発・製造する、佐渡赤泊かやの実会の若き2代目、野口菜々さんのインタビューをお届けします。
野口さんが佐渡赤泊かやの実会を継承したきっかけは?
佐渡市赤泊地区出身の野口さんは、大学時代に国際社会学を学び、タイやインドネシアの訪問を経験。まずは身近な地域を良くしたいとの思いから「佐渡に新しい職業選択の道をつくる」という目的を持ってUターンしました。自分自身がこの道で少しでも花開いたら、若者が島内で働くことへの希望を持つことができると考えたそうです。
野口さんにとって、かやの実は幼い頃から慣れ親しんだ木の実。「実家の庭にも、かやの木があります。煎った実をこたつで食べるのは冬の風物詩」。この味をなくしたくないという思いが、事業を継承する原動力になりました。そして2017年、野口さんは佐渡赤泊かやの実会の笠木隆子さんから2代目のバトンを受け取ったのです。
事業を受け継ぐにあたって、大変だったこと
大学卒業後、佐渡にUターンしてすぐにかやの実会事業を受け継いだ野口さん。その裏側には、大きな覚悟や葛藤がありました。「反対もある中、腹をくくって受け継ぎました」と話します。
食品を販売するために必要な保健所とのやりとりや事業に関わる税金関係の書類、取引先の開拓には苦労したという野口さん。今後の展望をどのように考えているのか?
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