お店があるのはオシャレなお店が続々とオープンしている佐渡市真野新町。

こちらは、長年東京のイタリア料理店で腕を振るってきたシェフの山本さんが奥様とおふたりで切り盛りするレストラン。

山本さんは食材の豊富さに魅了されて5年前に佐渡へ移住。

その後、佐渡市内のレストランで料理長を務め、今年3月に念願のお店をオープンさせました。

ランプの照明がやさしく灯る、落ち着いた空間で提供するのは、1名4,070円のコースのみ。

その理由は、佐渡で獲れる旬の海産物や、地元農家が栽培した野菜を使い、そのときでしか味わえない料理を楽しんでほしいとの思いからなんだそう。

料理は南イタリアの田舎料理をベースにしており、色どりがあざやかなのが特徴。

肩肘張らずに食べられるよう、大皿に盛り付けており、食卓を囲んでシェアするスタイルになっています。

この日は、佐渡で養殖されているサクラマスと佐渡産ルッコラを使ったカルパッチョや、加茂湖のカキとキャベツのマリネなどの前菜盛り合わせと、南蛮エビを殻ごとソースに使い、佐渡産ヤリイカと味わうパスタなど、まさに佐渡食材をたっぷり味わえるメニューでした。

「普段から佐渡の食材を食べている地元の方にとっては、普段とは違う楽しみ方を感じられ、島外から訪れた方にとっては佐渡ならではの食材が味わえる。ひとつの同じ料理でも違う感じ方ができる、そこが面白いところなんですよ」と山本さん。

佐渡にいながら、佐渡のものを食しているけど佐渡っぽくない。

そんな非日常の体験を堪能してみてはいかがでしょうか？