ラーメン好きなら誰もが知っている「家系」という言葉。
いわゆる「横浜ラーメン」のことですね。
横浜では濃厚なとんこつ醤油ラーメンをウリにしているお店が多く、その多くが◯◯家という店名なことからそう呼ばれるようになったとか。
さて、新潟市に味濱家がオープンしたのが1998年。
こってり醤油で超もちもち太麺。当時の新潟では珍しい味わい。
この味濱家の登場が、新潟に「家系」という言葉を広めるきっかけになったはず、と私は思うのだ(多分)。
オーナーの鈴木さんは、自身が慣れ親しんだラーメンを提供したいと一念発起。
横浜ラーメンの店で味を学び、その後、新潟で開業を果たした。
新鮮な生トンコツを寸胴鍋で大量に煮込む。
この作業が毎日、一日中続き「ガス代はハンパないです」と苦笑する。
最初に煮込まれたトンコツがスープとなってお客に提供されるのは3日後だ。
乳化してとろりと白濁したスープは、まろやかで適度なしょっぱさ。
「本場横浜の味はもっとしょっぱいんだけど、これが味濱家流」と鈴木さん。
「スープの味にバラツキが出ないようにと、スタッフ全員の行程管理は徹底しています」と山二ツ店の倉島店長。
がっつり食べたいという人に人気の『ハッピーチャーシューメン(』990円)、やわらかバラ肉チャーシューがスープ&麺とハーモニーを奏でる!
「新潟流家系」は、すでに味濱家の味がスタンダードなのだ。
DATA
味濱家 山二ツ店
- 住所
- 新潟市中央区山二ツ2-16-6
- 電話番号
- 025-287-3987
- 営業時間
- 11:00~深1:00
- 休み
- 無休
- 席数
- 32席
- 駐車場
- 20台
- 備考
- ※新大前店(新潟市西区坂井719-1)あり