歴史に裏付けされた味、贅を尽くした空間、心尽くしのおもてなし。
ランチなら、そんな料亭・割烹の魅力を気軽に体験できます。
新潟市巻の老舗料亭をMeguさんと一緒に訪れました。
かつて西蒲原の郡都として栄え、料亭や割烹、日本料理店が多く残る新潟市の巻地区。
最盛期には80名を超える芸妓がいたというエピソードからも、その隆盛ぶりがうかがえます。
三笠屋はJR巻駅前の目抜き通りで大正10年から営業する老舗です。
400坪の敷地に庭園、その庭園を囲むように大広間、中広間、そして個室が配されています。
三笠屋を初めて訪れたMeguさん。
ドキドキしながら足を踏み入れます。
今回Meguさんのために用意されたのは離れの個室。
畳敷きの廊下を進むと扉があり、その先にはなんと洞窟が!
離れ個室はこの洞窟を通り抜けて到着する、隠れ家のような空間です。
誰の目も気にせず、大切な人との食事の時間をゆっくりと楽しめそう。
「まさかこんな空間が広がっているなんて! 入口からは想像もつきませんでした」とMeguさん。
細部にまで趣向を凝らした個室内の造りもさることながら、四季折々の庭園の眺めも見事。
食事を待つ時間も楽しみです。
三笠屋を初めて訪れる人におすすめなのが『昼会席』。
料理内容は先付、前菜、お吸物、刺身、煮物、焼き物、お食事、水菓子、コーヒーで、税・サービス料込みで1名4,807円。
受付は2名から。
つまり2名から個室を利用できるというわけ。これはうれしい!
提供時間は11~14時で、3日前の22時までに要予約です。
この日の昼会席は、カキノモトや巻産の越王柿など新潟の秋の味覚を詰め込んだ内容。
四季折々の地元食材を用い、素材のよさをいかし、季節感を大切にしながら料理を仕立てるのがご主人のモットーです。
一品一品を丁寧に味わうMeguさん。
素材や調理法についてご主人に質問することも。
「宴席ではそれが何かひと目で伝わる料理、会話の邪魔をしない料理を心掛けますが、個人のお客様には気づき、驚きを楽しんでいただきたいと思っているので、いろいろお聞きいただけてうれしいです」とご主人もうれしそう。
締めの食事は名物の『かにご飯』。
カニのうまみが詰まったご飯のおいしさに、Meguさんも思わずおかわり(笑)。
「料亭に敷居の高さを感じていましたが、ちょっと頑張れば手が届くんですね。たまのご褒美にぴったり。料亭ランチ、またしてみたいです!」とMeguさん。
心もお腹も満たされるちょっと贅沢なひととき、ぜひあなたも過ごしてみませんか?
DATA
三笠屋(みかさや)
- 住所
- 新潟市西蒲区巻甲2532
- 電話番号
- 0256-72-2323
- 営業時間
- 予約により営業
- 休み
- 不定休
- 駐車場
- 16台
- 備考