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真っ赤な金魚がかわいい、岩室温泉の夏の名物|新潟市西蒲区岩室温泉

  • 情報掲載日:2021.07.08
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
お菓子処 小冨士屋 外観
お菓子処 小冨士屋 外観
4代目が作り上げた看板商品『たまご饅頭』
4代目が作り上げた看板商品『たまご饅頭』
『豆腐ぷりん』。こちらは5代目が作り上げた看板商品
『豆腐ぷりん』。こちらは5代目が作り上げた看板商品

小冨士屋は岩室温泉街で明治2年に創業した老舗のお菓子屋さん。

岩室温泉の土産品として長きにわたり愛され続ける『岩室温泉せんべい』をはじめ数々の看板商品がありますが、今回紹介するのは夏季限定のゼリーです。

『金魚ちゃんゼリー』(1個350円)。手作りゆえ金魚の向きがひとつひとつ異なるのはご愛嬌。ふたがないので持ち運びにはご注意を
『金魚ちゃんゼリー』(1個350円)。手作りゆえ金魚の向きがひとつひとつ異なるのはご愛嬌。ふたがないので持ち運びにはご注意を

『金魚ちゃんゼリー』という名前の通り、金魚鉢を彷彿とさせる容器の中で赤い金魚が泳ぐ、見るからに涼しげな一品です。

ブドウを2粒入れて固めたヨーグルトゼリーの上に青色の羊羹で波紋を描き、金魚型の赤い羊羹をのせ、ソーダゼリーを流して固めて完成。


「一番大変なのは波紋を描く作業。羊羹は熱いし、手早く作業しないとすぐに固まってしまう。実はうまく描けない時もあるんです(笑)」と七代目の武藤龍一さん。

この波紋を描くのが難しいのだそうです
この波紋を描くのが難しいのだそうです

考案者は武藤さんの父で、六代目の武藤公一さん。

金魚が大好きな六代目が、25年ほど前、厨房で和菓子作りに使う金魚の抜型を発見。
「これをいかしてお菓子を作りたい」と生み出しました。

当時から評判はよかったものの、ブレイクは15年ほど前。

手前味噌ですが、実は弊誌『月刊にいがた』の表紙に使わせていただいたのがそのきっかけだったとか。

表紙に使わせていただいた『月刊にいがた』2007年8月号
表紙に使わせていただいた『月刊にいがた』2007年8月号

「表紙になった貴誌を持って買いに来られる人も大勢いました。当時はケースが壊れるんじゃないかと思うほど商品を出し入れしましたよ」と六代目は笑います。

以来、毎年5月下旬の発売を楽しみにする人も多い夏の人気者に。

清涼感満点の味わいと喉越しを、夏の盛りにぜひ楽しんでみてください。

お菓子処 小冨士屋 七代目の武藤龍一さん(左)と杉山ひとみさん(右)。兄・龍一さんは和菓子、妹・ ひとみさんは洋菓子の修業を経て家業を継ぐ。若い感覚をいかしたお菓子作りに今後も期待
お菓子処 小冨士屋 七代目の武藤龍一さん(左)と杉山ひとみさん(右)。兄・龍一さんは和菓子、妹・ ひとみさんは洋菓子の修業を経て家業を継ぐ。若い感覚をいかしたお菓子作りに今後も期待

DATA

お菓子処 小冨士屋
住所
新潟市西蒲区岩室温泉576
電話番号
0256-82-2053
営業時間
8:00~19:00
休み
水曜
席数
10席
駐車場
20台
リンク
お菓子処 小冨士屋
備考

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