村上市郊外の住宅街にひっそりと佇む店。

こちらでは食材のよさをいかした和食や創作料理を味わうことができます。

店主の鈴木さんと奥様が二人三脚で営んでおり、店内は和やかな空気に満ちています。

ご主人が腕を振るう姿を間近に見ることができるカウンター席が人気で、調理途中のよい香りが漂い、食欲をそそります。

「季節感を大切に、岩船沖の新鮮な魚介、村上の豚や牛など、地場の食材を使うよう心がけています」と鈴木さん。

ランチは魚料理や肉料理、揚げ物など、幅広い層に受け入れられるメニュー構成になっています。

なかでもリーズナブルな価格で人気なのが『松 ご飯ものランチ』（748円）。

いろんな種類の魚のカマや骨の付いた身を煮込んだ荒炊きをメインに、茶碗蒸し、汁物、香の物、ご飯が付きます。

荒炊きには数種類の魚が使われ、この日はオニカサゴ、タイ、キダイススキ。

臭みは一切なく、凝縮された魚のうまみをしっかりと感じることができます。

茶碗蒸しや汁物も魚のアラからとったダシで作られており、食材を余すことなく使う姿勢も素晴らしいんです。

また、料理を引き立てる一点もののうつわは、どれも鈴木さんの手作り。

ぜひ注目を。

なお、ランチの提供数には限りがあるため、早めの来店がおすすめです。