独創的な鶏骨ラーメンで人気を博した「青桐」が、移転したうえにジャンルレスのダイニングとして生まれ変わったのは２年前のこと。
国内外選りすぐりのお酒とともに創作料理を楽しむお店で、ラーメンはお昼に提供するほか、夜には「お酒のシメ」として数品用意している。

そもそも大越シェフの料理のベースは洋食。フレンチを学び、単独ヨーロッパで料理の武者修行をした過去もあるとか。

したがってラーメン作りにおいても、大多数のお店がやっている定石とは少々異なる手法が施されている。
人気の『西川カレーラーメン2nd』は、一般的なカレーラーメンのように、醬油スープの上にカレールーをのせるのではなく、シェフが理想とする味の実現のために、必要となる素材を探し集めて完成させたもの。
カレー、鶏骨スープ、醬油ダレ、さらにはバター、ラー油…を繊細な加減で調合。その味は、まろやかさとスパイシーな辛さの感動的な調和！　
さながら一流フランス料理店のメインディッシュのソースのようだ。
ラーメンを食べているはずなのに、滅多に行かない高級料理店にいるかのように、かしこまっちゃうんだよね。

『西川カレーラーメン2nd』昼のみ提供。おにぎり1 個付き（個数制限あり）。
ちなみに「西川」とはシェフにカレーを教えてくれた恩師の名前なんだって。