国内有数の良質な漁場であり日本随一の米どころ──。

つまりは日本有数の寿司どころでもある新潟の街にあって、昭和８年から営業し、以降三代にわたって新潟ならではの食の愉しみ方を提案し続けてきた名店だ。

創業当初は屋台での営業。
その後、現在の古町・坂内小路に店舗を構えた。

日本海であがった素材は、ひと手間加えることで味や見た目、香りなどが豊かな食材に生まれ変わる。

シンプルな食事がゆえに「仕込み」には一番気をつかうという。

寿司や刺身、そして季節ごとの料理からは、そんな寿司職人の技と粋な思いを感じ取れるはずだ。

地酒も豊富に用意し、ときには切り札的な希少なお酒が手に入ることも。
さらに新潟産のワインや梅酒とともに寿司や和食を楽しむ提案など、食の伝統を踏まえつつも新たな愉しみ方を常に披露してくれる。

店舗は、1階がネタ箱が埋め込まれた漆黒のカウンター席。
2階はモダンな印象の個室と畳敷きの広間席。
肩肘張らずにどうぞ。

新潟市本町通りの人情横丁には昼のみ営業している寿司屋台風の「市場店」もある。
こちらはさらに気軽な雰囲気で、観光客が多く訪れている。