「鮮度が命」という定型句は、花柚子のためにあるのではなかろうか──。
それは料理が運ばれて来た瞬間ひと目で分かる。
キラキラと輝く鮮魚とみずみずしい野菜。
食材の鮮度が圧倒的に違うのだ。
魚は、その日の朝に佐渡・両津港で水揚げされたもの、野菜は地場の契約農家から仕入れたものを使用。
そんな花柚子の看板は『活 南蛮海老 踊り食い』と佐渡 活ズワイガニを使った数々の料理。
注文と同時にカウンター脇の生け簀から食材を取り出し、お客の目の前ですぐさまさばく。
南蛮海老は活きの良さゆえに、皿から飛び出してしまうことも。
「素晴らしい食材だからこそ、余計な手は加えず、そのものの味を最大限に活かす──。私の役目はそれだけです」と店主の伊澤さん。
素材への敬意と吟味する厳しいまなざし、こだわりが評判となり、舌の肥えた大人を魅了し続ける。
その人気は平日でもカウンター席が埋まるほど。
店の思いを、言葉以上に雄弁に語る店主の真摯な仕事ぶりを見ながら、上質な時間を過ごしたい。
Information
佐渡の地酒と鮮魚 花柚子(はなゆず)
- 住所
- 新潟市中央区東大通1-5-10 松原第一ビル3F
- 電話番号
- 025-385-7973
- 営業時間
- 17:30~23:00(LO22:00)
- 休み
- 日曜(祝前日の場合は翌日)
- 席数
- 32(カウンター5席、座敷7卓)
- 駐車場
- なし
- 備考