新潟の海で揚がった魚の旨さを、和食ではなくイタリアンで楽しませてくれるお店が、ここキアッキエリーノ。
それも、煮たり揚げたりという調理法の使い分けで食材の旨さをシンプルに引き出す南イタリアの魚介料理が、オーナーシェフ山田さんの目指す道だ。
ゆえに、仕入れた魚の状況でメニュー内容は変わるし、他店ではなかなか味わえない料理と遭遇することも多い。
例えば、この撮影日に登場した「新潟沖産のミシマオコゼ」。
独特の風貌と調理法の難しさからあまり市場に流通しない魚だが、実は身が締まっていておいしく、山田さんの手にかかればご覧の通り。
写真の手前は『カッポンマーグロ』という魚介と野菜をピラミッド状に重ねて作る北イタリア・リグーリア地方の伝統料理、真ん中は『セモリナ粉の唐揚げ』と『肝と胃袋のピリ辛トマト煮込み』と、丸一匹を隅々まで調理して提供する。
「日によって違う旬の魚をどう提供できるかが自分でも楽しみ。だからイタリアンはおもしろいんです」と山田さん。
見た目も味も、新鮮な驚きと共に新潟の魚介を堪能できる個性的なイタリア料理店だ。
もちろんワインも充実している。
Information
Chiacchierino(キアッキエリーノ)
- 住所
- 新潟市中央区東大通2-2-11
- 電話番号
- 025-288-5523
- 営業時間
- 11:30~15:00(LO13:30)/18:00~24:00(LO22:30)
- 休み
- 日曜(ほか不定休あり)
- 席数
- 30(テーブル11卓・カウンター8席)
- 駐車場
- なし
- 備考