今もなお、新潟の情緒と湊町文化を色濃く感じることが出来る新潟市古町エリア。

なかでも、老舗料亭や割烹が多く建ち並ぶ古町9番町の路地に、ふたりの若き料理人が切り盛りする注目の鮨店がある。

脂ののった佐渡沖の寒ブリを3～4枚の薄造りにし、辛味の強い大根をたっぷりつけていただく名物『お造りぶり大根』をはじめ『のどぐろの塩焼き』『自家製からすみ』など、初代大将から引き継いだ繊細な料理が並ぶ。

お酒は、佐渡の日本酒を中心に、希少な村上・大洋酒造の『鄙願』も用意している。

入口はビルの1階の中程にあり、通りからのちょっとした距離が非日常空間へ誘う程よいアプローチとなっている。

店内は、上質で落ちついた印象。
その中心に位置するゆったりとした8席のカウンターが圧倒的な存在だ。
大将の背面に季節の映像が映し出されるという演出も心地よい。
個室も4人用、6人用、8人用と3部屋あり、使い勝手抜群。

ここは、新潟を代表する人気廻転寿司の『弁慶』が仕掛けた高級指向の本格鮨店。

弁慶グループが絶対の自信を持っている「佐渡の市場から毎日直送される新鮮なネタ」。
その中から、特別に選りすぐったもので仕立てられる握りや一品料理は、ネタの新鮮さを最大限に引き出し、最小限の調理で仕上げたものばかり。
初代大将からの教えを基本に、日々料理と真摯に向き合っている姿は頼もしさすら感じる。

「私たちと同年代の方に、もっと楽しんで使ってほしい」と、幅広い世代に愛される鮨屋を目指している。

基本的に『おまかせコース』の店だが、場所柄２軒目利用も多く、一品料理とお酒というお客さんも快く受け入れてくれる。