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歴史あるもの、不変なものの魅力を伝える【PVER・熊倉至總さん】

  • 情報掲載日:2020.12.14
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
熊倉至總(むねふさ)さん。1977年生まれ、五泉市出身。関西各地、山形、東京のレストランに勤務し、2012年にPVERを開店
熊倉至總(むねふさ)さん。1977年生まれ、五泉市出身。関西各地、山形、東京のレストランに勤務し、2012年にPVERを開店

華やかさやインパクトに注目が集まる昨今にあって、PVER(プエル)店主である熊倉さんが作るイタリア料理は、その真逆と言えるかもしれません。

「僕の料理はスタンダードというか、クラシカルというか…。生き残ってきた料理、人間が知恵と工夫を凝らして作り上げてきた料理が好きです。残っているということにはそれなりの理由があると思うから」。

料理に向き合う姿勢は実に硬派
料理に向き合う姿勢は実に硬派

開店以来のコンセプトは「普通に手に入る素材をどこまでおいしくできるか」。

長年受け継がれてきた技法や理論に基づき、ひとつひとつの料理をじっくりと作りこんでいきます。

「たとえば『スティンコ』(豚の前スネ肉のロースト)なら2 週間前、短くても1週間前には塩をしておきたい。手打ちパスタも提供までに3日かかります。お客様の来店日まで逆算して料理を作るので、予約をしていただきたいんです」。

『豚の肩ロースのグリル』。肉料理は、昼夜とも4,180円(税込)以上のコースで提供(要予約)
『豚の肩ロースのグリル』。肉料理は、昼夜とも4,180円(税込)以上のコースで提供(要予約)

写真の『豚の肩ロースのグリル』は熊倉さん曰く「比較的時間をかけずに作れる料理」とのことですが、仕上げにグリル板で表面を焼き上げる前に、火通りを確かめながら何度も裏返し、1時間弱かけて分厚い豚肩ロース肉にゆっくり熱を加えていく作業なしでは、〝肉を食べている感〞を堪能できる心地よい噛み応えと、噛むたびにあふれ出る肉のうまみを味わうことはできません。

店内は熊倉さんの自宅に招かれたようにくつろげる雰囲気
店内は熊倉さんの自宅に招かれたようにくつろげる雰囲気

料理に対する姿勢こそ硬派ですが、店内に流れる空気は実にゆるやかで心地よいのもPVERの特徴。

その理由は、サービスを担当する奥様・ゆかさんの存在です。

「お客様には彼女がいる方が料理がおいしいって言われます(笑)。PVERに必要な人だし、本当に感謝しています」。


今後の目標は「続けていくこと」。
時代がどれだけ変わろうと、熊倉さんはぶれることなく、同じ思いで料理を作り続けていきます。

なお、昼のランチはA1,650円(税込)/B2,200円(税込)/C4,180円(税込※要予約)、夜のコースは要予約で4,180円(税込)~となっています。
ぜひ予約して、熊倉さん入魂の料理を食べにおでかけください。

荻川駅周辺に広がる住宅街の端、田んぼに面して建っています。取材時には、店内の窓からは田んぼにえさを求めてやってきた白鳥の姿を眺めることができました。ほのぼの
荻川駅周辺に広がる住宅街の端、田んぼに面して建っています。取材時には、店内の窓からは田んぼにえさを求めてやってきた白鳥の姿を眺めることができました。ほのぼの

Information

PVER(プエル)
住所
新潟市秋葉区荻野町2-12
電話番号
0250-25-1105
営業時間
12:00~LO13:00/夜は予約により営業(日曜は昼のみ営業)
休み
月曜
席数
16席
駐車場
5台
備考

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