昭和初期に建てられた古民家を改装し、6席のカウンターと和洋ふたつの個室空間で構成。
時間を忘れてゆっくりと過ごせる、落ち着いた空間で味わえるのは、西蒲区や寺泊など近隣でとれる食材をいかした料理。
自信作という穴子天重や新潟和牛の網焼きなどを味わえる御膳、旬の食材をふんだんに使った会席コースなどを楽しめます。

店主・齋藤さんと奥様による温かなおもてなしも魅力で、訪れたお客さんたちのお腹と心を満たしています。

「自分の思いを100％ぶつけた妥協のない料理を常に心掛けています。
自分が少しでも怠けてしまったら、お客さんにもそれが絶対に伝わってしまいますからね」
と齋藤さん。

確固たる思いで料理と向き合うようになったのは、下積み時代に出会った和食の料理人の影響が大きかったといいます。
「現在、ミシュラン二つ星店のオーナーを務めている和食料理人のもとで、21歳のときから数年間修業していて。
その方から和食の奥深さやおもしろさを教えていただき、自分のこれまでの和食に対しての考え方がガラッと変わりました。
おかげで今の自分があります」。

このとき抱いた気持ちを糧に、現在もひたむきに料理と向き合っています。
今後チャレンジしてみたいことは、和食と別ジャンルの料理の融合。
新メニューのアイデア出しをする際、いろいろなジャンルの料理のアプローチ方法をどのように取り入れることができるかを重点的に考えているそうです。

「和食といえばこれ！と決めつけて作るのではなく、フレンチや中華料理など、さまざまなジャンルの料理のノウハウを取り入れた新しい和食をお客さんにお届けしたいです」。

齋藤 直也（さいとう なおや）さん
1981年3月9日生まれ

短大では建築を勉強。
「当時の自分が今の僕を見たら、かなりびっくりするでしょうね」