「料理を通して阿賀野市の魅力を伝えたい」と早川さんが腕を振るう場は、故郷への熱い思いが反映された小さな割烹です。
毎日変わる品書きに名を連ねるのは、季節感を大切にした料理の数々。
あがの姫牛やあがの夢うなぎなどの食材やお酒はもちろん、醤油や味噌などの調味料、安田瓦のテーブルウェアに至るまで阿賀野市産。
まさに「あがの割烹」の名にふさわしい徹底ぶりです。
思い描いたものを形にする仕事をしたいと料理人を目指した早川さんは、調理師専門学校に通いながら東京・日本橋の老舗割烹で7年間修業。
25歳の時に新潟へ帰郷し、よね蔵グループの居酒屋・海老の髭の料理長、五十嵐邸ガーデンを運営する天朝閣の居酒屋部門で統括料理長を務めました。
そこで培った地元生産者との縁を頼りに独立を決意。
よね蔵グループ時代の恩師が営む和食店、「新潟古町 而今」の跡地に店を構えました。
「古町は名高い飲食店が軒を連ねる場所。他店と比較されるプレッシャーがあるからこそ全力で走り続けられると思いました」と早川さん。
「自分をアーティストだと思うようにしていて(笑)。お客様と話をしながら腕を動かして、一番盛り上がる18〜21時は僕のライブ!」。
お客はカウンター内の早川さんのパフォーマンスを眺め、自分の手元に料理が運ばれてくるまでの高揚感を味わえる。
旬の味覚を盛り込んだコースは4 0 0 0 円(税抜)〜。
シメに人気なのが『佐渡産本ズワイガニとイクラの蒸し釜戸炊き御飯』(3 2 0 0円税抜)。阿賀野市の企業が開発した釜戸で炊くやまびこ米は格別です!
地元愛あふれる早川さんが作り出す食空間から、阿賀野市の魅力が伝播されていきます。
Information
あがの割烹 千原六助
- 住所
- 新潟市中央区東堀通9-1407-3 プロジェクトビル1F
- 電話番号
- 025-378-6224
- 営業時間
- 18:00~23:00(LO22:30)
- 休み
- 日曜祝日、月2回月曜
- 席数
- 16席
- 料金
- 客単価:夜5,000円~
- 駐車場
- なし
- 備考
- ※予約推奨