うめやんKichenといえば、この移動販売車を思い出す人も多いのでは？

タイの屋台で食べたタイ料理――そのおいしさ、雰囲気に魅了された梅澤俊広さん。
「屋台に近いスタイルで、現地の味を地元のコシヒカリと一緒に味わえる店があったら」と考え、注目したのが移動販売。
料理・食品関係の仕事をしていた愛美さんという心強いパートナーとともに、2009年に小さなワゴン車でアジアのカレーや惣菜の移動販売をスタートさせました。

当時まだ新潟では数少なかった移動販売車に親しんでもらおうとふたりが作ったのが牛すじカレー。

「タイカレーでもインドカレーでもない、欧風に近いカレーを看板にして、幅広い年代の方たちにまずは自分たちを知ってもらおうと。そのために誰にでもなじみやすい味わいを心がけました」と俊広さん。

この『うめやんの牛すじカレー』は現在まで続く看板商品に。

移動販売を始めた当初は苦労も多かったそうですが、徐々にファンを増やし、移動販売が軌道に乗ったところで、「遠方の方にも来ていただきやすいよう、腰を据えて売る場所を作ろう」と2017年、新津に直売所を構えました。

現在提供するカレーのラインナップは移動販売時代に完成した8種類。
いずれも自家栽培を含む地元産の米や野菜を使い、丁寧に手作りするオリジナルの味です。

「うちのカレーはお客様に〝やさしい味〞って言っていただくことが多くて。もちろん今の味は守っていきますが、すごく辛いとか、スパイスがガツンときいているとか、今までにないうめやんKitchenの味を作ってみたいという思いはあります」と愛美さん。
これは楽しみ！

なお、現在移動販売は車の故障により休止中。

「自分たちの原点なので、必ずや再開させます！」とのことなので、こちらもお楽しみに。