御菓子司 白根屋の豆ようかん
白根生まれの初代が大正13年、燕で創業。以来、地元に愛され続けること96年の老舗菓子店。
創業から変わらず売られている看板商品のひとつが、他ではあまり見かけない『豆ようかん』だ。
「昔はあちこちに売っていたような気がするんですけどねぇ…ウチのを看板商品と言っていいのかどうか。自然とそこにあるものというか…確かに、切らすことができない商品です。これ目当てに来店されるお客さんも多く、売り切れだとがっかりされますからね」と三代目・更科賢吉さんの奥様、裕子さん。
さて、〝羊羹〞と言えば、寒天を使う糖度の高い日持ちする練羊羹、少なめの寒天で固める糖度の低い日持ちしない水羊羹、小麦粉や葛粉を加え蒸し固める蒸し羊羹などがある。
白根屋の『豆ようかん』は、いわゆる水羊羹だが、通常のサラッとした夏向きのそれより、少し
濃いめの水羊羹と言えるだろうか。
福井ではおせち料理のひとつとして冬に水羊羹を食べるが、新潟はやはり夏に冷やして食べるのが通例。しかし、白根屋の『豆ようかん』は一年中作られ楽しめるスタンダード商品。
北海道産の良質な小豆を使ったこしあんは裕子さん自らが仕込む。
砂糖はグラニュー糖。
寒天を炊き、こしあんと合わせ、そこに炊いた手芒豆を加え固めると、至福のおやつ、『豆ようかん』の完成だ。
Information
御菓子司 白根屋(おんかしつかさしろねや)
- 住所
- 燕市秋葉町3-8-6
- 電話番号
- 0256-62-2635
- 営業時間
- 8:30~17:30
- 休み
- 月休(祝の場合は翌日)
- 駐車場
- 5