2020年6月、新潟市西区坂井東に新しいラーメン店「Ramen蓮」がオープン。

 

看板は『背脂らぁめん』（750円税込）。

鶏ガラ、豚のゲンコツ、鶏油（チーゆ）、香味野菜数種をベースに、マイルドな味わいの醤油を加えたまろやかスープが、中太ちぢれ麺にどっぷりと絡みつきます。

チャーシューは、1日近くタレに浸け込んだショウガ味の豚バラ、火加減とゆで時間を徹底してプリプリ感を出す鶏モモが2枚ずつ。

贅沢ですねぇ、チャーシュー麺のような満足感！

 

背脂系はこの他、『背脂黒醤油らぁめん』（830円税込）、『背脂味噌らぁめん』（850円税込）、『背脂担々麺』（900円税込）の全4種類。

いろいろな角度から背脂ラーメンを楽しませてくれますねぇ、うれしい！たのしい！大好き！

 

「こっちもおすすめなんですよ！」と店長・鈴木さんが持ってきてくれたのは、『黒醤油らぁめん』（780円税込）。

これまたおいしそう！

こちらのスープは、『背脂らぁめん』と同じものをベースに、ブレンドした醤油を煮詰めた濃度高めのタレを加えて仕上げています。

イイ色してますねぇ！

また、上にたっぷりとかかった黒コショウは、注文を受けてからひいているため、香りがより引き立って良いアクセントに。

 

ん？　スープの左側にちょこんといるのは、ショウガですか？？

「そうなんです。実はこれ、ただショウガをペーストしたものじゃないんですよ。まず、ショウガに〇〇を加えてペースト状にして、さらにそこに〇〇を加えて、仕上げに湯煎をして香りを立たせているんです（ごめんなさい、〇〇は企業秘密だそうです。ぜひ食べてみて、何を加えているのか予想してみてください！）。最初に一気に溶かさず、食べているうちに自然と溶けていったときの味変を楽しんでもらえたらと思います」

食べていくうちにジワジワと広がるショウガ。

最終的には、長岡のショウガ醤油ラーメンのような風味になりました。

うまし！！

 

かなり細部にまでこだわって作っていて、こんなにおいしく仕上がっていて…。

鈴木さん、これまで一体どこでどのくらいラーメンを作られてきたんですか？

「実はラーメンを始めてまだ数ヶ月しか経っていないんです。いつか自分のお店を持つのが夢で、結果的にこのタイミングでの開店となりました。開店にあたって、1000軒近くはラーメン屋さんを廻りましたね。それからラーメンの作り方を1から教わって、2ヶ月間みっちり勉強しました。これまでの人生で、ここまで勉強したことあるのかってくらい（笑）。おかげで、ラーメン1杯食べるときの有り難みがこれまでの数倍は増しましたね」

なんと！　まさかのラーメン1年生！

全くそれを感じさせないお見事なラーメン、ぜひ一度ご賞味あれ。

 

このお話を聞いて、僕もラーメンを食べるときの有り難みが増しました。

ごちそうさまでした。