大堀幹線沿いにあるインド料理ナタラジャは、1994年に開店した、新潟インド料理店の草分け的存在のお店です。
多種多様なインド料理から日本人の口に合うものを選び、新潟の旬の食材を使いながら、現地そのままの味を楽しませてくれます。
腕を振るうのは、南インドの五つ星レストランで料理長を務めたタニカさん。
インドで全国展開しているホテルに就職し、各地を渡り歩いた経験から、インド全土の料理に関する広い知識をお持ちです。
ナタラジャではチキン&マトン、シーフード、ベジタブルとカレーだけでも20種類ほどを用意していますが、一番人気を誇るというのが『チキンカレー』(単品1060円税込)。
ちなみに、インドでは宗教の関係で豚・牛を食べない人が多いため、鶏やマトンを使った料理が中心。肉を使うカレーでは、全土で食べられていてもっともオーソドックスなのはチキンカレーなのだそう。
やわらかな鶏肉がゴロッと入ったマイルドな味わいが特徴ですが、その決め手はカシューナッツと、なんとスイカの種!
スイカの種は栄養が豊富で、インドではよく料理に使われる食品なのだとか。ナタラジャではこれらをミキサーでペースト状にし、カレーに加えています。
さて、そんなナタラジャの『チキンカレー』の作り方を教えてほしいとお願いすると、「スイカの種やカシューナッツを家庭でペーストにするのは難しいから、代わりにココナッツミルクを使ってもいいよ。でも店の作り方だと、それ以外にスパイスもたくさん使うし、手順も複雑だから…簡単な作り方を教えますよ!」とありがたいお言葉!
というわけで、家庭で作れるナタラジャ流のチキンカレーのレシピをご紹介します!!!
おうちでつくる
チキンカレー
材料(5人分)
鶏もも肉…800g
玉ネギ…中2個
トマト…中2個(缶詰のトマト水煮を使用する場合は1/2缶)
季節の野菜…適量
おろしショウガ…大さじ1
おろしニンニク…大さじ1
サラダ油…20g
塩…適宜
水…2カップ
ヨーグルト…1カップ
パクチー…お好みで
A /クミンシード…小さじ1
A /クローブ…3 ~ 4粒
A /カルダモン…3 ~ 4粒
A /シナモン…1かけ
B /ターメリック…大さじ1
B /チリパウダー…小さじ1
B /コリアンダーパウダー…大さじ1
B /クミンパウダー…大さじ1
B/ガラムマサラ…適宜
作り方
1.鶏肉、野菜を切る
鶏もも肉の皮や脂肪をとり(皮・脂肪は使わない)、食べやすい大きさに切る。
玉ネギは薄くスライスし、トマトはざく切り、ほかの野菜(今回はナスを使用)も適当な大きさに切っておく。
2.たっぷりの油で香りを引き出す
厚手の鍋に油を入れて熱し、Aのスパイスを加える。
油は「多めだな」と思うくらいがおいしく作るポイント。
さらに、おろしショウガとおろしニンニクを加えて炒める。
3.キツネ色になるまで玉ネギをしっかり炒める
香りが出てきたら、玉ネギを投入。
キツネ色になるまでよく炒める。
新玉ネギを使う場合は水分が多いため色づくまで時間がかかるが、しっかり炒めておく。
4.具材、スパイスを追加し、さらに炒める
玉ネギが色づいたら鶏肉を加えて炒める。
鶏肉の色が変わってきたらトマトと野菜を加え、さらにBのスパイスを加えて2~3 分炒める。
辛く仕上げたい場合は、チリパウダーを多めに加えるとよい。
5.水分と塩を加えて煮込む
塩、水、ヨーグルトを加える。
ナンやパンなどと一緒に食べる時は水を少なめに。
火が通れば食べられるが、20分ほどゆっくり
煮込むとまろやかに仕上がる。
お好みでパクチーを添えて完成。
完成!
おうちで作る際のアドバイス
スパイスは全部揃えなくても
「スパイスがひとつふたつなくても大丈夫」とタニカさん。
ただしクミンシード、クローブだけでも揃えておくと本格的な味わいに仕上がります。
いろんな野菜を使って
この日はナスを使ったが、ジャガイモやズッキーニ、ホウレン草などもおすすめ。
冷蔵庫にある野菜を何でも入れちゃおう!
カレーはじっくり煮込むイメージがあるけれど、インドカレーは短い煮込み時間で作ることができるので、長時間コンロの前にいる必要がなく夏にはぴったり。
スパイスをたっぷり摂って、体の中から元気になりましょう!
Information
インド料理ナタラジャ
- 住所
- 新潟市西区坂井東1-3-26
- 電話番号
- 025-233-6521
- 営業時間
- 11:00~14:30/17:30~LO21:00
- 休み
- 木休
- 席数
- 30席
- 駐車場
- 4台
- リンク
- インド料理 ナタラジャ
- 備考