「あぁ~!!うめぇ~!!」
と普段から私たちが、おいしいのは当たり前の如く口にしている日本酒。
よ~く考えてみると
なんで新潟の日本酒はおいしいのか、そもそもどうやって造るのか…。
飲む前に少しだけ、日本酒の勉強をしてみませんか?
越乃寒梅でおなじみ石本酒造さんに日本酒の基礎の基礎を教えてもらいました!!
竹内伸一さん(左)
石本酒造取締役杜氏 生産本部長。36名の蔵人とともに『越乃寒梅』の味を守る。越後流酒造りの継承と発展、酒文化の国内外への普及に尽力
渡邊健一さん(右)
石本酒造常務取締役。30年以上お酒の研究に携わった後、2016年から石本酒造で酒造りに復帰。若手酒造技能者の育成にも努めている
まず聞きたい! 新潟の酒はなぜうまい?
「新潟には酒造りに欠かせない米、水、気候、そしてこれをいかす人の技などの条件がすべて揃っています。
だから、おいしい日本酒が造れるんです」
と渡邊さん。
新潟は梅雨から初秋にかけて晴天が多く、良質な原料米が育まれます。
また冬にはたくさんの雪が降り、酒蔵を安定した低温と適度な湿度に保つことができます。
これは低温でじっくり発酵させる新潟清酒の造りに理想的なんです!
さらに、雪は清冽な水の源となり春には田をうるおします。
「新潟清酒の特徴でもある淡麗な味わいには、雪解け水による軟水が欠かせない存在です。
新潟県は広いので、気候や人々の嗜好も土地ごとに微妙な差があります。
土地柄に逆らわずそれをいかしながら、地元の人たちに喜ばれるお酒を造ることが本来の醸造の姿だと思いますね」
と竹内さん。
新潟のひとりあたりのお酒の消費量はこの20年の間全国1位を誇っており、長く地元に愛されるお酒を多く生産していることがよく分かりますね。
「蔵元それぞれが歴史や個性を持っていて、ここはこういうお酒だよねと特徴がはっきりとしています。
新潟の方たちは地元のお酒に誇りを持ってくれていますよね。
地元のお酒をたくさん飲んでいただけて本当にありがたいと思います」
と竹内さん。
石本酒造のお酒
石本酒造は1907 年創業。
信念は「極めること、頑なであること」。創業以来一貫してうまい酒造りに徹し、国内外で多くの人を魅了している。
越乃寒梅 大吟醸 超特撰
精米歩合30%まで磨いた上位等級の山田錦を使用。品格のある香り、うまさの余韻を堪能できる
越乃寒梅 純米吟醸 灑
2016年にリリースされた越乃寒梅の45年ぶりの新商品。飲みやすくて軽快な味わい
越乃寒梅 普通酒 白ラベル
力強く抜群のキレ味。料理に寄り添い、飽きずに楽しめる晩酌酒。低温で長期間発酵させて仕込む
次回「日本酒基礎講座その2」では、日本酒の造り方についてご紹介します。
こららもぜひご覧ください!
Information
石本酒造(いしもとしゅぞう)
- 住所
- 新潟市江南区北山847-1
- 電話番号
- 025-276-2028
- リンク
- お話をお聞きした石本酒造さんのWEBサイト
- 備考