プラリネとは一般的に、焙煎したナッツ類を砂糖などで加熱しキャラメリゼしたお菓子のこと。
しかし、新潟でプラリネとは、「念吉の…」と言う人がほとんどのはず。
年代によって異なるだろうが、冠婚葬祭での引菓子との印象が強い。
豪華な一本ものを包丁で切るも、固い表面に刃が入らず悪戦苦闘なんて経験もあるに違いない。
「今はハーフやミニもあって、それをスーパーさんなんかで売らせていただいているんですが、プラリネって買えるんですね? というお客様もいて驚いたんです。引菓子のイメージがあるんでしょうね」と佐藤社長。
それにしても、なぜにプラリネが新潟で誕生したのだろうか。
「50年ほど前、親戚付き合いのある、菱山六醤油の今の会長さんがご結婚される時、「変わったお菓子を作ってくれないか?」と頼まれ、叔父である専務が東京での修業時代に得た知識と技術をもとに完成させたのがプラリネなんです」。
バタースポンジ、スポンジ、さらにバタースポンジの三層で杏ジャムをサンド。一番上にはキャラメリゼしたカリフォルニア産アーモンド。最後にスポンジ全体をチョコレートでコーティング。実に手の込んだ作りだ。
「それらすべてが手作業。機械化するところはひとつもないんですよ」とこだわりを話す。
最後に、「アーモンド面を下にするときれいに切れますよ」と教えていただいた。
写真をご覧あれ。
Information
念吉(ねんきち)
- 住所
- 新潟市中央区沼垂東3-2-2
- 電話番号
- 025-244-5630
- 営業時間
- 9:00〜19:00
- 休み
- 無休
- 駐車場
- 1台
- リンク
- 念吉公式webサイト