新潟の唐揚げといえば半羽のカレー味。
その発祥を調べると、新潟市下町にある一軒の鳥料理店にたどり着く。
創業から60年。
長きにわたり愛され続けるその味の秘密に迫ります。
![これこれ。やっぱサイコーにうまいのよね。『からあげ』時価(900円前後)](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2019/10/74fabbf8c9335bfd86ec5570cb19eac5.jpg)
「せきとり」は新潟名物、半羽唐揚げの発祥店。
「全国から揚げグランプリ」では8年連続金賞を受賞するな
ど、もはや全国区の認知度。
でもその本店は、惚れ惚れするくらいに庶民的な雰囲気だ。店舗は繁華街から外れた新潟市の下町(しもまち)にあり、その佇まいからして心和む感じ。
地元の常連さんがまだ陽も落ちきらないうちからカウンターに座り、焼鳥とビールでご満悦の表情。
「おみやげに『からあげ』ひとつちょうだい」とご家族への気遣いを忘れないところがなんともほほえましい。
これが日常。
![ビール何杯でもいけちゃう](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2019/10/0c6f7208a9903a0ef08c00cfb0ad3109-e1572050357877-380x570.jpg)
そもそも「半羽唐揚げ」の発祥からして庶民的で、特徴のひとつである「カレー味」は、約 60 年 前の創業時に初代が「子どもにも喜んでもらえるように」
との理由でカレー粉ををまぶしたのが始まりだ。
味もまったく変わらず。塩、カレー粉、片栗粉をまとった鶏肉を高温の油に投入。
あれだけの大きさだから、 15分もの時間を要する。
竹串で身を刺して揚げることで、完成した
唐揚げはキリッと凛々しいお姿に。
![特製カレー粉を全身に](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2019/10/ef6b6d10436a1806994e27b08f682a81.jpg)
![三代目の関雅仁さん。「代々そのままの作り方でやってるだけです(笑)」](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2019/10/991edf8f0afa70ffb8f39ae02fbd7c58.jpg)
漂うカレーの香りが食欲を否がおうにも掻き立てます!
皮はパリッとし、それに包まれたつやつやプリプリのお肉にかぶりつくと肉汁がジュワーッ。
たまらん。
手の汚れなんて気にせずに獰猛に味わうべし!
![Tシャツも販売。観光客に人気なんだって](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2019/10/e01870d81929e89cab69ff773609f8ab.jpg)
![「下町の焼鳥屋さん」の顔もあります](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2019/10/da7bbdfcd6f5db2384a315853f7dac5a.jpg)
Information
せきとり本店
- 住所
- 新潟市中央区窪田町3-199
- 電話番号
- 025-223-5934
- 営業時間
- 16:30~22:00 (LO20:30)
- 休み
- 月曜
- 席数
- 100席
- 駐車場
- 20台
- 備考