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手仕事が生むビールで、新潟の豊かな食を表現

  • 情報掲載日:2019.06.23
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
2016年3月に醸造免許を取得した沼垂ビールの醸造所。右側は沼垂ビールを味わえる沼垂ビアパブ
2016年3月に醸造免許を取得した沼垂ビールの醸造所。右側は沼垂ビールを味わえる沼垂ビアパブ

沼垂テラス商店街をはじめ、今代司酒造や峰村醸造などがあり「発酵のまち」としても注目を集めている新潟市の沼垂(ぬったり)地区。
この沼垂ビールもまた、昨今の沼垂人気にひと役もふた役も買っている、まちなかの小さなブルワリーです。

仕掛け人はビアパブの前に立つ高野善松さん。

沼垂で生まれ育ち、 23歳で新潟を離れました。

大阪や東京で地域活性の事業立ち上げやコンサルタントの仕事をし2014年にUターン。

沼垂でクラフトビールの醸造を始めたのです。

当時、県内にはこのようなマイクロブルワリーの前例がなかったため、醸造免許を取得するまでにかなりの時間がかかったそう。いざビール造りが始まると、今度はビールを一定のクオリティにするまでに苦労が多かったと言います。

「でも、苦労=楽しさだから」と笑顔で話す高野さんを見ていると、その気持ちこそが沼垂ビールのおいしさであり、強みだと感じます。

「小さなブルワリーのいいところは、すべてを手作業で丁寧にやれること。そして、フットワークよくいろんなビールにチャレンジできるところ。それを考えるのが楽しいし、地元の食材を使いながら、おいしいビールを提供したいです」と話してくれました。

沼垂ビールの特徴は、副原料にさまざまな食材を使って仕込んでいることです。

県内産コシヒカリを使った『コシヒカリ・ヴァイツェン』や白根産のルレクチエを使った『ル・レクチェビール』、村上市高根産のソバの実を焙煎した『天空の高根蕎麦の実エール』(各グラス648円)など、新潟ならではの食材を使ったビールを飲むと、改めて新潟の食文化の豊かさを実感することができます。


モモやプラム、マスカットなどの果物を副原料にしたフルーティな味わいのビールが多いことから、女性ファンが多いの頷けますね。

季節とともに登場するさまざまな沼垂ビールを味わいたいなら、醸造所の脇にある沼垂ビアパブへ出かけてみましょう。まずは異なる3つのスタイルのビール(各100ml )が楽しめる『飲み比べお得セット』(864円)をオーダーするのがおすすめ。その後、好みと気分に合わせて、気になったビールをあれこれ飲んでみてください。

「沼垂までの移動が大変」と思っている方が多いかも知れませんが、実は新潟駅から15分もかからずに歩いていける距離。

暗くなるのも遅い今の時期なので、新潟駅集合にして沼垂まで歩いた後に、乾いた喉に冷た~い沼垂ビールを流し込む。な~んて日もいいですね!

Information

発酵の町 沼垂ビール
住所
新潟市中央区沼垂東1-6-1
電話番号
tel.025-383-8720
営業時間
沼垂ビアパブ17:00~21:00 (土は13:00~、日は 11:30~16:30)
休み
月・火・水曜定休
席数
12席
料金
飲み比べお得セット(864円)
沼垂ビール各種(648円)
駐車場
2台
リンク
発酵の町 沼垂ビール

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