オーダーを受けてから麺を打つ、という革新的ラーメン店!
長岡にできた「中華そば市松」は、そんなスタイルを標榜している新潟では(多分)唯一のラーメン店なのです。
いくら何でも無謀なのでは…
なんていぶかしがりつつ行ってきました!
カウンター席に囲まれた広い厨房は、さながらステージのよう。
麺を茹でる人、盛り付ける人、ラーメンを運ぶ人…が演者さながらに動きまわる。そして奥に目をやると、いままさに麺を打っている人が!
「お客さんの数を見ながらその分の量を同時進行で作っています」と製麺担当の桑野さんはプロフェッショナルなコメント。
入店者の数を瞬時に数えて、スペシャル製麺機で麺を作り始めるんだって。
すごいね。
でも大変だね。
…でも、どう考えても大変な「打ちたて」になぜそんなに固執しなくちゃいけないの?
「ウチの麺は特注の小麦を使った超もちもちの多加水麺。甘みと香りが大きな特徴です。この良さを引き出すには打ちたてしかない、と判断しました」と、店長さん。
打ちたて麺のおいしさをもっともリアルに感じられるのが『つけめん』。ということでいただきました。
整然と美しく盛り付けられた『つけめん』の麺は、讃岐うどんのようなしっかりとしたコシでそれでいて超もちもち! 口に含むとふんわりと小麦の甘さが…!
なるほど、これが打ちたての味か、と感激。
打ちたて麺のおいしさを引き出すために羽釜を使用しているとか。
蓋を閉めて蒸気も一緒くたになった状態にして、ぐらんぐらんと湯だったお湯で麺を泳がせるように茹でます。
毎日毎日製麺しているので、その日の気温や湿度なんかも関係しているのか、茹で時間は日ごとに違うんだって。
だからオープン前の試食からの~茹で時間微調整は欠かせない作業なんだって。
大変だね。
超個性派麺に負けない、煮干しが香って、ガツンとくる醤油スープ。
『月見中華そば』は生卵が味をまろやかに。
タンドリーチキンのようにお肉をつるして窯焼きにした「窯焼きチャーシュー」もナイスアクセント!
麺の量は全メニューが驚愕の300グラム!
ずーっと麺を食べ続けていたい、とのお客心理に応えた嬉しいメガ盛りなのでした。
「おっと、忘れちゃいけない、うちはシューマイもうまいんだよ」ということで、いただいちゃいました。
ずっしり重くて粗挽きのお肉たっぷり。
おいしい。
「打ちたての麺のおいしさをぜひ感じてみてください」と店長さん。
Information
中華そば市松(いちまつ)
- 住所
- 長岡市上除町字野田204-1
- 電話番号
- TEL.0258-46-8700
- 営業時間
- 11:00~15:00/17:30~21:00
- 休み
- 火曜
- 席数
- 13席
- 駐車場
- 19台
- 備考