北海道小樽の洋菓子店ルタオや、新潟市のアンレミューでシェフパティシエを務めた岡田崇さん。
お菓子の世界に傾倒したきっかけは高校2年生のとき。「ふと目に入ったケーキ屋のパティシエがとてもかっこよく見えたんです。それに、お店から出てくるお客さんがみんないい顔をしていて。ケーキ屋ってすごいなと思いました」。
専門学校では、ケーキを買うか、お菓子作りの本を買うか、お金はすべて自らのケーキ作りの糧にあてていた。
さまざまなお店や立場を経て1月下旬にオープンした自店の看板は、チーズケーキ『フロマージュ・デエス』(カット 410円、4号サイズ1,944円)だ。北海道産の2種類のクリームチーズを使用し、独自の製法による、なめらかな口どけと食感が特徴。
何度来ても”おいしい”と思ってもらえるよう、日々、味のアップデートは欠かせませんし、”もっとおいしいものを”と試行錯誤することがおもしろいですね」と岡田さんは話す。
同店がオープンし、近隣住民は「近くにケーキ屋ができてうれしい」と声をかけてくれるそう。
なかには、1万円で1周のポイントカードが3枚目に突入した方もいるとか。
「作りたいケーキが山ほどあるし、味のアップデートも常にしていきたい。休日は他店にケーキを食べに行くか、お店でケーキ作りに励んでいます。寝てても”ポン”とアイデアが浮かんだら起きてメモをとったり(笑)。ケーキのことを考えていない時間はないですね」と、純な、ケーキ一筋の人だなあと感じさせられる。
「人の命を救うなんて、なかなかできないけれど、でも、おいしさで少しでも幸せな気分にすることはできるんじゃないかと。”おいしい!”ってとても幸せな瞬間じゃないですか。自分が作ったケーキで、少しでもそんな幸せな気分になってもらいたいです」。
まずは一度、お店を訪れてみてほしい。
ケーキと、お客さんの笑顔に本気なパティシエがいるお店はコチラです。
Information
PATISSERIE LE DEPART(パティスリー ル デパー)
- 住所
- 新潟市中央区高志2-9-15
- 電話番号
- 025-286-5526
- 営業時間
- 10:00~19:00(ケーキなくなり次第終了)
- 休み
- 火曜
- 駐車場
- 3台