『鬼の金棒』(1個98円)
洋菓子も含めて常時300点ほどが揃う京家のお菓子のなかでも、1日2000個は作られているという人気商品が『鬼の金棒』。
2018年で発売からちょうど10年目を迎えた。
発売当時から爆発的にヒットしたわけではなく、
お客さんのクチコミで徐々に人気を獲得していったのだという。
現在は東京の「表参道・新潟館ネスパス」でも販売され、
こちらでも高い人気を誇る。『鬼の金棒』は沖縄産の上質な黒糖と
北海道・十勝産の小豆で作る、甘さ控えめのこしあんを使用した黒糖饅頭を
米油で揚げた和菓子だ。
その一番の魅力はカリカリッと香ばしい皮の食感。
一般的な製法ではすぐに皮がやわらかくなってしまうため、少しでもカリッとした食感を
長持ちさせるため油の種類や温度を変え、何年も試行錯誤したのだとか。
その成果もあり、日持ちは4日ほど。
表面がやわらかくなってきた場合には
オーブントースターで2分ほど焼くと皮の食感が復活する。
お客さんのなかにはとにかくガリガリの表面が好きだからと、
冷蔵庫で冷やして食べているというお客さんもいるそう。需要が多
いのはお彼岸やお盆、そして名前の繋がりからか節分の時期。
細長い棒状で、昔話に出てくる鬼が持っているゴツゴツとした金棒を
思わせる見た目は、まさに鬼の金棒!
興味をそそるネーミングも人気の理由のひとつだ。
Information
京家 西加茂店
- 住所
- 加茂市栄町1-36
- 電話番号
- 0256-53-1685
- 営業時間
- 8:30~19:30
- 休み
- 無休
- 駐車場
- 10台