みなさま初めまして、そしてこんにちは。
デザイナーの真柄ともうします。
普段は、1日じゅう社内でデザイン業務に明け暮れる毎日を送っているわたくしですが、実をいいますと大のカレー好きです。いや、「カレー好き」という表現は、わたくしのレベルになると少し表現が違うかもしれませんね。
「カレーは飲み物」という概念は当たり前。なんなら点滴でカレーを摂取したいですし、いずれはカレーの流れる川で洗礼を受けたいほどのカレー好き。といえば、わたくしの愛を理解していただけるでしょうか…。
そんなわたくしが、カレーに恋い焦がれる日々を送っていたある日。とんでもない爆弾情報を仕入れてしまいました。
「イタリア軒でカレーフェアなるものが開催されるらしい」
一方通行だったわたくしのカレーへの思いが、とうとうカレーの神さまにも通じたのを感じた瞬間でした。
しかも、その企画でコラボした方は、あの「マツコの知らない世界」にも出演された、我々の界隈ではカレーの神に最も近い存在とされるカレー研究科・一条もんこ様だというではありませんか。
もう居ても立っても居られません。その「カレーフェア」なるものにお邪魔することにいたしましょう。
到着です。カレーへの敬意を表すために、黄色いトップスを着て挑みました。
こちらは、ホテル イタリア軒さま1階のレストラン「マルコポーロ」さま。
この荘厳な雰囲気、まるでカレーの神が集うオリンポスに足を踏み入れるくらいの気持ちになってしまいます。さすがはイタリア軒さまですね。
こちらで提供されるカレーは全部で9種類。
イタリア軒伝統のカレーをベースに、スパイスや盛り付けなど、一条もんこさまのアレンジを加えたカレーを用意しているようです。
なんておいしそうなんだ。はやく食べたいぞ。
本日は取材ということで、特別に9種類のなかからおすすめのカレーを4種類いただけることになりました。さすがはイタリア軒さま。一生ついていきます。
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「おまたせいたしました」
「こ、こんなにたくさんのカレーに囲まれるなんて、生まれてはじめて…!!」
感動で涙が出そうになりましたが、こんなことではいけない。このカレーたちを食したとき、きっとさらなる感動が待っているのだから…!これくらい耐えられなくてどうするの、わたし!!
ちなみに、用意していただいたのは
『サクサク柔らかヒレカツカレー』(1,300円)
『イタリア軒のプレミアムビーフカレー』(1,300円)
『スパイシーな激辛スープカレービルマ風』(1,200円)
『海の恵みたっぷりシーフードカレー』(1,800円)
の4品。自分の胃袋に限界があることをこんなに悔しく思ったことはありません…。
どうです。感動的でしょう??
ビジュアルからしてこの美しさ、芸術作品さながらの素晴らしさです。
どんなに腕のよい芸術家でも、この見た目、漂ってくるスパイシーな香りを再現することはできないでしょう…。なんて罪な存在。
「カレー」だけでも、これだけたくさんの種類があることにも驚きですよね。
ずっと拝んでいたいくらいですが、冷めてしまってはカレーの神さまへの冒涜に値しますので、さっそくいただきましょう。
見てください。この穏やかな笑顔を。
涙するどころか、日々のストレスから解放され、幸福で満ちました。
イタリア軒さま伝統のコク深いカレーの風味を残しつつ、一条もんこさまによる絶妙なスパイスの調合…。食べるものの心を浄化させるほどのおいしさ。なんてすばらしいカレーなんだ。
さすがはイタリア軒さまと一条もんこさま。私は辛いのも甘いのも、どちらも好きなのですが、こちらのカレーは辛味が少なく、とても食べやすいですね。
幸福に目を閉じながら4種のカレーを食べていたわたくしですが、ふと横にある薬味?のようなお皿が目に入りました。
らっきょうと福神漬けがあるところを見ると、どうやら薬味のように見えますが、一体どう使うのだろう…。
??「そのお皿の中身がなんなのか、知りたいんですね??」
「…!?そ、その声は…まさか…!!」
あなたは…一条もんこ先生……ッッ!!!」
なんということでしょう。わたくしのような、いちカレー信者のもとに、あの、一条もんこさまが現れたのです!あまりの驚きに、思わず先生と呼んでしまいました!
一条もんこさま「その薬味は、私が特別に用意したものなのです。左から、ラッキョウ・梅干し・人参・福神漬けが盛られているんです。ほかにも、オリジナルの辛味オイルや辛味パウダーもあるので、お好みで味が調節できるんですよ」
「なんですって…!?ただでさえおいしいのに、自分好みで味の調節が!?…カレー界に革命が起きてしまう!!し、しかし、ほかの薬味ならばまだしも、梅干しなんて本当にカレーに会うのでしょうか??一条もんこさまのご提案といえど、にわかに信じがたいですねえ…」
あろうことか、一条もんこさまの薬味にケチをつけてしまったわたし。だって、梅干しとカレーが合うと思うでしょうか??
一条もんこさま「うふふ。梅干しは私のイチオシなんですよ。ひと口食べれば、納得してくれるはずです」
「それではさっそく、いただきます」
「う、…うまい………だと………っっ!?!?!」
…カレーに少量の梅干しを混ぜることで、辛味と酸味が絶妙にマッチします…!梅干しがクセのないさわやかな酸っぱさだからこそ、カレーのスパイシーな風味にも合うのでしょうか。こ、こりゃあすげえ…!!
辛味オイルといえばピザにかけるイメージですが、一条もんこさまの辛味オイルはニンニク・唐辛子・クミンが入った特別仕様。ニンニクの香りとピリッとした辛味がカレーのうまみ、辛味をさらに引き立てます!
ガラムマサラ、カイエンペッパー、ブラックペッパー、コリアンダーを合わせた辛味パウダー。
こちらは香りと辛味がプラスされ、刺激的な味わいに!!スパイスの香りをさらに感じたいならこちらをパラパラッとふりかけましょう。
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「ふ、ふぅ…。驚きの連続でしたが、どれもすばらしくおいしかったです」
一条もんこさま「それはよかったです!入れる具材やスパイスに決まりがない、自由度の高さがカレーの面白さのひとつでもあると思います」
「それは本当に感じました。アレンジひとつで別の味が楽しめて、なおかつそれがよく合う。たくさんの具材と一緒に楽しめますし、スパイスのおかげもあってか、心なしかとってもぽかぽかしてしあわせです」
一条もんこさま「そう。新潟にはお米をはじめ、おいしい食材がたくさん揃っているので、その食材をもっといかしておいしいカレーを作りたいんです。ここで提供するカレーの食材にも、県産食材をたくさん使っているんですよ。そして、いずれは新潟をカレー県にしたい!笑。日本人にとってカレーは家庭の味ですし、みんなで楽しんでいただける、人と人とをつなぐことのできる料理だと思ってます」
カレーは人と人とをつなげる料理。まさにその通りだと思います。
小学校のころの調理実習で、みんなで協力して作ったカレー、友達と作ったカレー、初めて家族に作ったのもカレー…。思い返してみれば、そんな経験をしたなあという人も、多いのではないでしょうか。
カレーって、ほんとうにすごい食べ物だなあ。
長年、伝統を守り続け、新潟の人たちにおいしいカレーを提供してきたイタリア軒さまと、カレーのすばらしさを伝え続ける一条もんこさまのコラボ。ほんとうに、ほんとうに、みなさん、食べるべきですよ!
期間は、9月30日(日)まで。ホテル イタリア軒に走るのだ!
わたくしも、全制覇するまで、通い続けます!!
Information
ホテル イタリア軒
- 住所
- 新潟市中央区西堀通7-1574
- 電話番号
- 025-224-5111
- 営業時間
- 7:00~22:00(LO 21:30)
- 休み
- 無休
- 席数
- 80