昭和48年創業の中華料理店「華園」。
ここでは、秘伝のスパイス、秘伝の調理法で作られる伝説的カレーがたべられます。
お店を切り盛りするお二人。
左は先代の白倉キヨ子さん。
右が2代目店主の白倉広義さん。
広義さんは、かつて新潟市に存在した中華料理の名店「広東飯店」で修行。そこでの師匠、小沼克彦さんは、1964年の東京オリンピックでインドの選手村へ派遣されたそう。そこで同じくインドの有名ホテルから派遣された料理人と一緒にインドの選手のために料理を作っていたのですが、そのときに本場・インドのカレーの作り方を教わったとのこと。
そのカレーの製法と味を持ち帰り、広東飯店でもカレーを提供していたのです。
インドの料理人からカレーの味を教わった小沼さんの最後の弟子である白倉さん。カレーの製法を受け継ぎ、材料の分量など当時と全く同じ調理工程でカレーを作っています。そしてそのカレーこそが、華園で味わえるこのカレー。
「広東飯店」の名物であったインドカレーを、当時の味のままの味と製法で提供。20種類以上の香辛料(もちろん、何が使われているかは秘密)や生トマトなどを使用。辛味と酸味の後にほんのり甘みを感じます。
このカレーを目当てに遠方からやってくるお客さんも多いそう。
カレー人気といえどもやはり中華料理屋。特製餃子も人気で、人々の胃袋を支えています。
「“リーズナブルにおいしく”をモットーに、気取らないまちの中華料理屋でありたい」と2代目の広義さん。
そして広義さんの夢は「2020東京オリンピックでシェフとしてインド選手村に行く」ことだそう。
「次の東京オリンピックでシェフとして呼ばれて、ようやく師匠(小沼克彦氏)と肩を並べられると思うので、夢がかなったら嬉しいですね」。
Information
中国料理 華園
- 住所
- 三条市興野2-6-19
- 電話番号
- 0256-35-0197
- 営業時間
- 11:00~14:00/17:00~22:00
- 休み
- 火曜
- 席数
- 35
- 駐車場
- 近隣「クスリのコダマ」駐車場を利用