懐かしの味『中華そば』(600円)の使い込まれた丼の中には、黄金色のスープと適量の縮れた細麺。メンマ、チャーシュー、ネギ、ナルトが整然とのせられたノスタルジックな王道スタイル。…そしてずーっと変わらない味。
「新潟あっさり醤油ラーメン」の代表格、いわずと知れた三吉屋のはじまりは、市内にまだ堀が残っていた 60 年以上も昔の一軒の屋台から。
お酒のシメの一杯として多くの人に親しまれ、今では創業時からの常連やそのお孫さん、親子3代に渡って愛され続ける名店となった。
現在、のれんを守るのは2代目店主の坂田さんと、そのご兄弟。本店のほか、信濃町、駅南
の計3店舗で、三吉屋の味を守り続けている。
「ずーっとお店をやられてて変わったことはありますか?」と直接聞くと「昔は、レンゲをくれってお客さんなんていなかったけどね。スープは丼から飲んでた」とにっこり。
…確かに、昔のまんまの昭和の空気が漂うこの空間でラーメンをすするなら、片手で丼を持って豪快に食べたくなる。居れば居るほど、三吉屋のこの雰囲気もこの味も、これからもずーっと変わらないでほしいなと、思ってしまうのでした。
Information
三吉屋 本店
- 住所
- 新潟市中央区西堀通5-829
- 電話番号
- 025-222-8227
- 営業時間
- 11:00~15:00/17:00~19:00
- 休み
- 水曜日
- 席数
- 22
- 駐車場
- 駐車券発行