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菊水日本酒文化研究所でちょっぴりディープな日本酒の世界に触れてみよう

  • 情報掲載日:2018.03.07
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
一般公開されていない菊水文化研究所にいざ!
一般公開されていない菊水文化研究所にいざ!

みなさん日本酒はお好きですか?
私は大好きです!(笑)

日本酒単体のおいしさは大切だけど、今日は少し視点を変えて酒器に注目してみませんか?
気分を盛り上げたりテーブルコーディネートや季節感を目で楽しませてくれる器は、「いいお酒」を飲むのにはこだわりたいところ。
陶器や磁器、ガラスなどいろんな器がありますが、実は酒器ってもっともっと違う楽しみ方があるんですよ。
そのヒントは、私たちが生まれるずーっと前の日本の歴史にありました。
それを知るべく私たちが向かったのは、新発田市にある菊水酒造の菊水日本酒文化研究所。こちらで、日本酒が昔どのような酒器を使って飲まれていたか教えてもらいました。

さまざまな時代の杯が揃う
さまざまな時代の杯が揃う
明治時代に使われていた酒燗器
明治時代に使われていた酒燗器

館内にはその昔使われてい た日本酒や食に関する品、約 1万6千点を収蔵。こちらの研究員の方に昔の酒器について教えてもらいました。「この酒燗器 は明治時代のもの。中がふたつに分かれていて左に炭、右に水を注ぎ湯煎燗ができます。左のフタが網のようになっているものもあ るのですが、おつまみを炭火で炙っていたのかもしれませ んね。杯は音が鳴るなど珍しい品が残っています。絵柄も さまざまで、時代ごとの流行 をうかがい知ることができるんです。昔の人々がいかにお 酒を楽しもうとしていたか、 道具から伝わってきます。そ のDNAは現代人に脈々と受 け継がれていると感じますね」と高野さん。

十分杯
十分杯

珍しい杯を紹介してもらいました。こちらは、「十分杯」といって8割ほど注ぐと水圧で底から酒が流れ出てしまうというからくりが施されたもの。長岡藩三代藩主・牧野忠辰が家臣たちに、「何事もほどほどに」という意味の「満つれば欠く」という教えをこの杯で説いたという説が残っているそうです。

ほかにも、菊水酒造では全国にある伝統的な酒器をモデルにしたオリジナル商品を開発しています。ウェブサイトで購入できるので、興味のある方は覗いてみてください♪

佐渡の無名異焼きで作られた『鬼面杯』(1個 1,524円)
佐渡の無名異焼きで作られた『鬼面杯』(1個 1,524円)
サイコロを振って出た目に書かれた升でお酒を飲む遊び心ある杯『遊興杯(ゆうきょうはい)』(1セット 2,469円)
サイコロを振って出た目に書かれた升でお酒を飲む遊び心ある杯『遊興杯(ゆうきょうはい)』(1セット 2,469円)

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