アルビレックス新潟、準優勝!
試合としては2度追い付いて引き分けたものの、PK戦のすえ優勝カップは相手に渡りました。
J2での優勝経験はあったものの、トップカテゴリーでの優勝がなかったアルビ。決勝戦出場も今回が初めてでした。
「これは現地に足を運ばねば!」と本日、月刊にいがた編集部がいざ国立競技場へ。およそ3万人のアルビサポーターの皆さんとともに熱いエールを送った一日の様子を、現地からお届けします!
アイシテルニイガタ!!
試合前の国立競技場周辺は
新潟、名古屋、どちらのファンも、この時点ではワクワクしかありません。
どっちを向いてもハッピーな6万人が集まっている、そんな空間になっています。
新潟を応援している人たちにとっても、カップファイナル=決勝戦は初めてのこと。
オレンジの人たちもどんどん湧いてきています。
ここは新潟か…!
スタジアムに入ると
すご…!
チケット完売の発表があった国立競技場のスタンドは、スキマなく人が入っていてかなりの熱量。
特にアルビレックス新潟側のゴール裏は、圧倒されるほどオレンジ一色です。
国立競技場の設計のおかげか、チャントもいつも以上に地鳴りのように響いていて、雰囲気は最高!!
ここは新潟か…!
入場〜キックオフ
大会アンセムが流れる中、選手が入場して整列、国歌が流れます。
Jリーグに加盟して26年目。
四半世紀を経て、ついにこの大舞台に立っていると思うと感慨深いです…
もう泣きそう。
キックオフ!
スタートから、両チームとも鋭い出足と強度がみられ、選手たちの気迫を感じます。
ルヴァンカップ準決勝第1戦・対川崎フロンターレ戦もこんな感じ、キックオフから持っている力を全開にしたプレーでした。
名古屋は想定通りのハイプレス、マンマーク。
しかし新潟も、かわし方を練習してきた印象で、谷口選手、小野選手とシュートが続きます。
今日はいける…!
しかし、名古屋の永井選手に2ゴールを許し、前半は0-2での折り返し。
試合後半、そして延長戦へ
後半、名古屋はどちらかというとしっかり守備をして、新潟が打開しようとする展開。
途中投入のダニーロゴメス選手が何回も仕掛けると、カットインしてクロスから谷口選手のヘディングゴール! で 2-1 の1点差。
ここから反撃じゃ〜
さらに途中から入った選手たちを中心に、攻勢を強める新潟。
ゴール裏からの途切れない歌声と声援をバックに、とにかく攻撃に集中します。
攻める姿勢が実を結んだのは、もう試合が終わりそうなその時。
小見選手がPKゲット、それを小見選手自身が決めて、終了間際で追い付いた!!
ここでゴール裏からアイシテルニイガタの大合唱!
もう盛り上がりまくり!
延長戦も、先に失点。
しかしここから、ゴール裏の歌声を背に新潟が攻めまくる展開に。
そして延長後半、またも小見選手がゴール!!
また追い付いた!
月刊にいがた編集部、もう取材席なのに絶叫しまくりです!
そして、カップの行方は運命のPK戦へ…
PK戦は負けてしまいました。
しかし、2点差を90分終了直前で追いつき、延長戦でも先に点を取られても追いつき、本当にあきらめない良いプレーを見せてくれました。
結果以外、大満足です!
これだけ多くの人が、気持ちを共有できることってなかなかありません。
現在発売中・月刊にいがた11月号でも、アルビレックス新潟・営業本部長 野澤洋輔さんが「4万人のスタジアムでプレーしたときの一体感は特別なものだった」と語ってくれています。
PK戦で外してしまい、号泣していた長倉選手。
サッカーにはこういうこともあるさ。
しかし、通算6ゴールで大会得点王に輝きました。
試合後の監督会見
松橋監督
「結果は悔しいものでしたが、良い試合はできたと思います。
我々をサポートしてくださっている方々に、少しは良い景色を見せることができたのではないでしょうか。
もちろん足りない部分もありました。
そこを改善して、また次の試合に臨みたいと思います。」
選手の声
谷口選手
ずっと楽しみにしていた試合でした。
アップの時から会場を見渡して、この中でプレーできることはとても光栄なことだと感じました。
負けてしまったので言い方は難しいですが、自分としては楽しんでプレーできました。
何度も追いついてPK戦まで行けたというのはチームとしてもいい経験ですし、こういう舞台に常に来られるチームにならなければと思いました。
トーマス・デン選手
精神的にいつでも出られる準備をしておくことは大切ですし、少しでもチームを助けたいと思ってピッチに入りました。
(自身は)カップ戦決勝で、勝ったことも、負けたことも経験があります。
試合後、長倉選手に声をかけました。
今は非常に難しい時だと思いますが、こういった経験が選手を強くすると思いますし、次にカップ戦の決勝を戦う時には、この経験を活かして違う戦いができるはずです。