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まもなく開催!Noism2定期公演vol.15の公開リハーサルに行ってきました|新潟市中央区

  • 情報掲載日:2024.02.22
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

りゅーとぴあを拠点に活動するNoism Company Niigataの研修生カンパニー・Noism2が、3月1日(金)から3日(日)に定期公演を開催します。

今回の公演は、芸術総監督・金森穣氏振付のNoismレパートリーと新作の2本立て。

どちらも見どころ満点なのは間違いないのですが、特に注目してほしいのが新作。
Noism1メンバー・中尾洸太さんがNoism2のための新作を振付。
これまでのNoism1メンバー振付公演で意欲的な作品を発表してきた中尾さんが、ついに本公演で振付家デビューを果たすのです!!!

本番を前に、会場となるりゅーとぴあのスタジオBにて開催された公開リハーサルでは、中尾さんが手掛ける新作の一部が公開されました。
その模様をお届けします!

会場に入ると、すでにリハーサルの真っ最中。
Noism1の公演前に行なわれる公開リハーサルの際、いつも金森総監督がいる場所にNoism1メンバーの中尾さんがいます!
その光景だけでもとっても新鮮!
ひとりひとりのメンバーに穏やかに、そして細かく丁寧に指導している様子が印象的でした(公開リハーサル後の囲み取材で、「僕自身が細かいので、詰めたくなっちゃうんです。おおらかなところもおおらかでないところもありますよ」と話されていましたが)。

中尾さんが手掛ける新作のタイトルは『水槽の中の仮面』。
12名のメンバーが出演する30分の作品です。

12人の出演者が2名1組、つまりデュオで作品を展開していきます。

その後の囲み取材で中尾さんが話していたことによると、作品のテーマは「心(脳)」と「体」。
「心と体という、ひとりの人に宿るふたつのものを明瞭化するために、決められた相手とだけ踊り続けることで相手との関係性の変化やそこから見えるものが立ち現れると考え、“デュオ”に制限した」のだそうです。

イスに座りながらも、時に体を動かし、ひとつひとつの場面を確認する中尾さん。
何度も音楽を止め、メンバーに細かく動きを指示していました。

Noism Company Niigata地域活動部門芸術監督・山田勇気さん
Noism Company Niigata地域活動部門芸術監督・山田勇気さん

その後行なわれた囲み取材には、中尾さんとともに、山田勇気 地域活動部門芸術監督が登場。

山田監督は中尾さんにNoism2の新作の振付を委嘱した経緯について、
「これまでのNoism1メンバー振付公演で発表された(中尾が振付をした)新作を観ていて、“なかなかちゃんと作るな”と思っていたんです。いずれ(Noism)2に一度振付をお願いしたいと考えていたところで、(国際活動部門芸術監督の)井関(佐和子)から中尾に新作の振付を依頼しようと思うという話が来て、ああ、今がそのタイミングなんだなと」。
実際にクリエーションを観ての印象は、「本番までまだまだこれから!」とのことでしたが、期待の大きさを感じさせてくれました。

中尾洸太さん
中尾洸太さん

中尾さんは、振付の委嘱を受けた際のことを
「佐和さん(井関佐和子国際活動部門芸術監督)から電話があって、やるかやらないかって聞かれて、何も考えずに“やります!”と答えてしまいました。その時は実感がわかず…まだ実感が湧いていないんですが…クリエーションを経ても。Noism1メンバー振付公演も、Noism2の新作も、何かを作るという意味では一緒なので、そこまで明確な意識の変化みたいなものはなくて…。最近ようやく、“あ、そろそろなんだ”という感じはし出しましたけど、お客さんの反応を見るまでは実感できないんだろうなと思っています」。

Noismとしての振付は、今回が4作品目。
「Noism1メンバー振付公演では、こちらが”君に踊ってほしい”と指名する形なんですが、今回は(Noism2メンバーという)枠組みが決められている。今シーズン加入したメンバーも多いので、どのくらい踊れるのか、どのくらい意欲的なのか、不明瞭ななか始めることになったので、探りで行こうとしていたのですが、結局時間がなくて、インスピレーション全開で突っ走りましたね。リハーサルを経て、僕の当たり前はあたりまえでないということを強く思い知らされています。他人と接することの領分、領域が広がったと思います」。

「30分という長さの作品を作るのは、今回が初めて。30分で、12人が出演――どう生かし切るかという部分がとても勉強になったし、悩んだ部分でもありました」と話してくれました。


また今回の公演では、中尾さんの新作に加え、Noismレパートリーとして、電子音楽を中心としたエレクトリックなプログラムを上演。
山田監督によると、3作品から5曲が上演されるそうです。
電子音楽だからこそ、舞踊家の生身の身体が意識され、その人の内面が強く表現される舞台になりそう。
こちらもお楽しみに!

『Noism2定期公演vol.15』は3月1日(金)~3日(日)の3日間、5公演を開催。
会場はりゅーとぴあのスタジオB。
表情や息遣いまで間近に伝わる空間で、Noism2の挑戦を見届けてください!

なお、夜の公演の後にはアフタートークを開催。
3月1日(金)と3日(日)には中尾さん、山田監督が登壇予定とのことなので、ぜひ注目を(2日土は浅海侑加Noism2リハーサル監督と山田監督が登壇)。

DATA

Noism2定期公演vol.15
開催期間
※本イベントは終了しました。
3月1日(金)19:00~
3月2日(土)14:00~ / 18:00~
3月3日(日)14:00~ / 18:00~
会場名
りゅーとぴあ スタジオB
会場住所
新潟市中央区一番堀通町3-2
料金
全席自由(入場整理番号付) 2,500円、U25 2,000円、高校生以下 1,000円
問い合わせ先
りゅーとぴあチケット専用ダイヤル
問い合わせ先
電話番号
025-224-5521
リンク
Noism Web Site/Noism2定期公演vol.15
備考

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