2021年度最初のコレクション展は、新潟市新津美術館の所蔵品から新潟を代表する工芸作家の作品を展示する『技光る”用の美”』を開催します。
佐渡生まれの佐々木象堂は、鳥をモチーフにした鋳金作品で知られており、同じく佐渡で生家の窯元を継ぐ伊藤赤水(五代)は、金山からとれる赤土「無名異」の素材を生かし、伝統のなかに新たな感性を取り入れました。
同様に無名異焼の窯元に生まれた三浦小平二は一方で、故郷の土を使いながら青磁を多く制作しました。また燕市で活躍する玉川宣夫は、色彩の異なる金属を溶着させた1枚の板から鍛金で立体を作り上げています。
いずれも人間国宝に認定された作家であり、本展出品作はそれぞれのしごとの特徴を表しています。また、今回は特別に新潟市役所所蔵の伊藤赤水(五代)の「無名異練上花紋皿」を併せて展示します。細部に光る”技”の美をご堪能あれ!
DATA
新潟市新津美術館 コレクション展1
『技光る"用の美"』
- 開催期間
- ※本イベントは終了しました。
4月10日(土)〜6月13日(日)
10:00〜17:00(観覧券の販売は16:30まで) - 会場名
- 新潟市新津美術館
- 会場住所
- 新潟市秋葉区蒲ケ沢109-1
- 休み
- 月曜休館
※ただし4月26日(月)、5月3日(月・祝)、6月7日(月)は開館 - 料金
- 観覧無料
- 問い合わせ先
- 新潟市新津美術館
- 問い合わせ先
電話番号 - 0250-25-1300
- リンク
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新潟市新津美術館
市報にいがた 令和3年4月4日発行 2740号