りゅーとぴあを拠点に活動する舞踊団、Noism Company Niigataの研修生カンパニーであるNoism2。
プロを目指す若手の舞踊家の所属が所属し、日々研鑽を積んでいます。
毎年定期公演が開催されていますが、今回はこれまでの作品から構成するレパートリーに、Noism芸術監督・金森穣氏による新作を加え、ひとつの作品として上演します。
金森氏がNoism2だけのために振付けるのは、2011年の『火の鳥』(名作!)以来なんと10年ぶり!!!
ということもあり、今回の定期公演、かなり注目を集めています。
公演はもう間もなく、4月22日(木)~24日(土)に開催!
これを前に行なわれた、マスコミ向けの公開リハーサルにお邪魔してきました。
新作、レパートリー合わせて、全部で15(!)もの作品をつなぎあわせてひとつの作品を作り上げるそう。
公演は2部構成ですが、今回は第1部を通して見せてもらうことに。
実は最初の『Training Piece』が終わった段階で、金森監督から、一度上演を止められる場面が。
「ぬるい。この後しんどくなるのを計算してるの? 全員だめ。やり直し」。
汗をにじませながら、息を整えもう一度最初からやり直したメンバー。
しかし素人目にも、2回目は1回目より引き締まったいい動きを展開していたように見えました(金森監督は、2回目を通した後も「相変わらずぬるい」とおっしゃっていましたが…愛のムチでしょう)。
公開リハーサルを終えて、金森監督は
「まだまだ稽古したいですね。踊り方も表現も音楽のとらえ方も共演者との距離感も全部。正直、技術的には(本番までのあと1週間で)それほど伸びることはないんです。問題は気持ち。気持ちがのっていない。今回のリハが初めてお客様の前で披露する機会ということもあって、引いてしまっている。舞台に上がるまでにどれだけ自分の限界値を広げられるか、そこにかかっていると思います」。
今回10年ぶりにNoism2の新作を振り付けたことについては
「すでにある作品を踊るのと、自分のために振り付けてもらった作品を踊るのとでは、舞踊家にとってやはり違うもの。若いうちに経験することが重要だと思います。こちらも覚悟をもってやっています」と話しました。
また今回の公演は、今シーズンから新たにNoism2リハーサル監督に就任した元Noism1・浅海侑加氏が率いる新たな体制でのぞむ公演となります。
「自分が経験してきたことを伝えるのと同時に、稽古や本番を通してしか見つけられないこともあると思います。真摯に踊りに向き合っていきたいです」と浅海氏。
今回上演されるNoismレパートリー作品は浅海氏が選んだものだそう。
「身体性や音楽などがさまざまに異なる作品を選びました。メンバーのいろんな表情を見てもらえたら。通してさまざまな作品を上演することで見えるものもあると思います」と話しました。
Noism2定期公演 vol.12『Complex~旧作と新作の複合による』は4月22日(木)~24日(土)にりゅーとぴあ・劇場で上演されます。
実はNoism2定期公演が劇場で上演されるのは今回が初。
感染症拡大防止の観点から、間隔をあけて客席を設置できる劇場での上演となったそうです(ちなみに客席は抗菌加工済み!)。
「いつもより会場も大きいから、よりエネルギーを込めないとお客様に伝わらない!」と金森氏。
メンバーのプレッシャーも重大です。
なお、24日(土)は残席僅少ですが、22日(木)・23日(金)にはまだ席に余裕があるそう。
ぜひ会場で、若き舞踊家たちの挑戦と成長を見届けてください!
DATA
Noism2定期公演 vol.12『Complex~旧作と新作の複合による』
- 開催期間
- ※本イベントは終了しました。
4月22日(木)19:00~
4月23日(金)19:00~
4月24日(土)17:00~ - 会場名
- りゅーとぴあ 劇場
- 会場住所
- 新潟市中央区一番堀通町3-2
- 料金
- 全席自由:2,000円、高校生以下1,000円
- 問い合わせ先
- りゅーとぴあチケット専用ダイヤル
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-224-5521
- リンク
-
Noism Web Site
- 備考