人は記憶を遺し、紐解き、紡ぎ、そして歴史を編みます。こうした営みによって、今、私たちは過去の一端を知ることができます。新潟市歴史博物館では、こうした記録である史料を数多く所蔵しています。
そのなかでも「新潟町会所文書」は、信濃川河口西側一帯がまだ新潟町と呼ばれていた江戸時代から明治時代初期を中心とする文書・絵図等に、旧版「新潟市史」編さんのために作成・収集された文章等が混入した史料群であり、これまでみなとまち新潟の歴史を語る多くの機会で活用されてきました。
今回の企画展では、「新潟町会所文書」を通してみなとまち新潟の歴史を見つめ直します。
1.記録が遺る ー新潟町会所文書の変遷ー
●展示史料
新潟町会所文書の文書目録、新潟町中肝煎(堀直寄文書、新潟市指定文化財)、新潟町会所出来形絵図
2.記録を解く ー新潟町会所文書の世界ー
●展示史料
伝馬宿定(松平忠輝関係文書、新潟市指定文化財)、新潟町村絵図、新潟沼垂訴訟論所絵図並裁許裏書、双方絵図師起請文
3.記録で編む ー新潟町会所文書の意義ー
●展示史料
大黒天図(竹内式部賛、五十嵐浚明画)、竹内式部流人罪名帳(断簡)、新潟市史材料
DATA
新潟市歴史博物館令和3年度春季企画展
『みなとまち新潟の記憶 ー新潟町会所文書の世界ー』
- 開催期間
- ※本イベントは終了しました。
4月10日(土)〜5月30日(日)
9:30〜18:00(観覧券の販売は17:30まで) - 会場名
- 新潟市歴史博物館 みなとぴあ
- 会場住所
- 新潟市中央区柳島町2-10
- 休み
- 月曜休館
※ただし5月3日(月・祝)は開館、5月6日(木)は休館 - 料金
- 観覧料:一般500円、大学生・高校生300円、中学生・小学生200円
(土・日曜、祝日は小・中学生無料)
※常設展示観覧料を含む - 問い合わせ先
- 新潟市歴史博物館 みなとぴあ
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-225-6111
- リンク
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新潟市歴史博物館 みなとぴあ