新潟市では、障がいを理由とした差別を解消し、誰もが安心して暮らせる共生社会の実現を目指して「障がいのある人もない人も共に生きるまちづくり条例」を定めています。
同条例の下「ともにプロジェクト」を立ち上げ、障がい者アートの展示、ロゴマークを活用した啓発グッズの販売、「ともにEntrance」の活動などを行っています。
ともにプロジェクトとは?
障がいのある人とない人の相互理解を深め、障がいの有無にかかわらず誰もがその人らしく活躍できる、共生のまちづくりを目指す取り組みです。
ともにEntranceとは?
共生のまちづくりに関心のある企業や組織のつながりを構築・活用するためのネットワーク。障がいや福祉への理解を深めるために情報共有や学びの場の提供などをしています。
今回は、12月3日〜9日の「障害者週間」にちなんで、「ともにプロジェクト」についてお話を聞いたり、障がい者の人たちが制作したアートを紹介したりと、「ともにプロジェクト」の取り組みについて紹介していきます。
【インタビュー】アートに込めた願い
作家
就労継続支援B型事業所さんろーどに通所
村山真紀さん
「多くの人が行き来する新潟駅に自分の絵が飾られることはとてもうれしいですし、自信になります。“見た人が温かい気持ちになってくれるように”という願いを込めてアートを制作しています。細かく色分けをするところに特に力を入れました。これからも事業所の仲間と一緒にアート制作に取り組んでいきたいです。」
※グッズは「まちなかほっとショップ」(NEXT21・3F)で購入可
【インタビュー】作品を忠実に再現
有限会社トーゴスタジオ(新潟市東区東明7。新潟駅アートシールの設営業者)
代表取締役
菅原正憲さん
「共生社会の実現に向けた取り組みに共感し『ともにEntrance』に加入しました。当社は多くの障がい者アートの拡大印刷、展示設営をしています。作家さんがこだわりを持って描いた作品を忠実にアートシールに再現したので、作品の細かな部分まで見てほしいです。作品を通じて共生社会への理解につながるといいですね。」
障がい者アート展示場所の紹介
●新潟駅アートシール
(新潟駅構内東西通路道路、新潟駅南口バスターミナル)
展示期間/3月31日(水)まで
※西側連絡通路階段に同プロジェクトのロゴマークを装飾展示
●原信ミュージアム
(原信河渡、錦町、南万代、黒埼店のほか新潟市外5店舗)
展示期間/12月31日(木)まで
●こども創造センター
展示期間/12月31日(木)まで
●MOSごと美術館
(今年はオンラインで展示)
展示期間/12月31日(木)まで
●新潟交通ラッピングバス
啓発グッズ販売店の紹介
●まちなかほっとショップ(NEXT21・3階)
※新潟市内の障がい福祉施設で製作されたお菓子や雑貨なども販売
障がい者の人たちが制作した作品紹介
「ともにクッキー」
ワークセンターふじみ(新潟市東区藤見町1)で製作、受注販売
「新型コロナウイルス感染拡大防止啓発缶バッジ」
就労継続支援B型事業所さんろーど(新潟市中央区沼垂西1)で製作、販売
※ともにEntrance加入企業主体の取り組みも含む。写真は過去の様子を含む。
こうやって見てみると、私たちの身近でも「ともにプロジェクト」の取り組みを実際に観ることが出来るんだな〜って思いました。「ともにプロジェクト」についてもっともっと詳しく知りたい人はコチラからどうぞ。
Information
つながる広がる「ともにプロジェクト」
- 問い合わせ先
- 新潟市障がい福祉課
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-226-1237
- リンク
-
ともにプロジェクト(新潟市ホームページ)
市報にいがた 令和2年12月6日発行 2732号